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Topic 03: 現地スタッフのプレゼンが終わったら、ひと言

ロンドン在住通訳者の平松里英(rielondon)です。

グローバルでも、多国籍でも、国際的にビジネスを展開する、

国際派ビジネスマンのためのシリーズ第3弾。 

現役通訳者によるビジネスコミュニケーションのコツの伝授!

今回は、通訳で入らせていただくお仕事のなかでも、
それ以外の場面でもしばしば遭遇することがあるある事柄について書きたいと思います。

現地の取引先、ないし、現地社員がプレゼンをしますよね。
プレゼンをし終わると、まず、あなたはどうしますか?

よくあるのは、プレゼンの内容について質問をして内容の確認をするというもの。質問をすること自体は、プレゼン内容に関心を示しているということなので、それ自体はポジティブなのですが、なんだか少し雰囲気がおかしい…。

そういうことがちょくちょくあります。
ただ、日本からやって来ている人はその「おかしな雰囲気」が、
いったい現地特有のものなのか、それとも他に原因があるのか判断しづらい。
無理もないと思いますよ。長時間かけて日本からやって来て、
時差ボケ満点、疲労困憊なのに、着いたら着いたで、今度はすぐからミーティングに出席しなければならないのですから。

でも、です。でも、なのです。

私がこれまでに目撃したなかで最悪なのは、
現地社員のプレゼンが終わったとたんに、いや時には、まだ途中なのに(!)、
ニコリともせず「その話が聞きたいんじゃないんだよね」とあからさまに態度に表したり

ぶっきらぼうにネガティブなことを口走ってしまうパターン。

それに続くやり取りとしては、せいぜい「なんでこれがないの?」
とか「どうしてこれがこうなってるの?」といった駄目出しが続きます。

疲れているのに、ただでさえ忙しいのに、
的の外れたプレゼンに付き合わされて…

迷惑だったのかも知れません。

その気持ちはよくわかるのですが、ですが、それでは現地のスタッフがあまりにもみじめです。

どれだけ立場が上の人だろうと、そのようにあしらわれては、形無し。

さらに、立場の上下に関わらず、人としての礼儀に欠く事だとも思います。

軽く文化摩擦が起きます。規模は小さくとも異文化交流の破綻です。

これは良くない。

そこで提案があります。

いや、なんなら通訳者からのお願いと言ってしまってもいいです、もう(笑)

プレゼンが終わったら、たとえ死ぬほどつまらなかったとしても、

まず、ひと言 お礼を言ってあげて下さい。

ひと言、相手を労ってあげて、本題に入るのはそれからでもいいではありませんか?

もし、もうひとつ、お願いをきいてもらえるなら、
お礼を言ったあとで、今度は一箇所でもいいのでよかったところを挙げて欲しいのです。

そのあとなら、多少の批判やダメ出しがあったとしても、
相手が形無し、面目丸潰れということにはならないので。

イギリス人は(イギリス人だけでなく、日本人以外は、西洋人はもちろん、アジア人もそうだと思いますが)頭ごなしにけなされることに慣れていないので、これをやると絶対に愛の鞭とは捉えてもらえません。

絶対に、です。

日本でも、愛の鞭、と捉えられない人の方が増えていると思います。
無理からぬことです。愛の鞭には大きな前提があるからです。
両者間にしっかりとした信頼関係が築かれていることが大前提で、
この信頼関係は、一方的なものであってはなりませんが…。

この手の、スパルタ方式とでもいうべき手法は誤解される可能性が非常に高い。ゆえに、オススメできないわけですが、それよりも、真意、受容 を伝えることが重要ではないか、と思った次第です。

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