Q. 通訳者という仕事は?

A. 通訳とは、単にひとつの言語からもうひとつの言語に単語を置き換えることではありません。文化も育った環境も違う人たちに発話者の意図・メッセージを的確に伝えること。受け手に伝わる、適切な表現で発話内容を再現することです。言語が違うということは、ことばが違うだけでなく、習慣も発想も異なります。驚くほど違うことも珍しくありません。
双方の文化を肌で感じながら生活している現地通訳、異文化コミュニケーションを手助けする経験豊富なプロが入ることによって、この悲劇が未然に防げるだけでなく、相互理解の促進につながっていきます。話し手と聞き手をつなぐこと、それを喜びとするコミュニケーションのプロフェッショナル、それが通訳者なのです。

Q. 同時通訳とは?

A. 同時通訳の代表格として会議通訳があげられます。通訳者が専用ブース内でスピーカー(話し手)の声を聴きながらほぼ同時に訳出していきます。聞き手は耳にイヤホンをつけ、それを通して話を聞きます。講演会、セミナー、シンポジウムなどでよく用いられ、逐次通訳に比べ時間の短縮が可能です。
また、同時通訳の場合、通訳者は話し手の話を聞きながら訳すため、極度に集中力を必要とする難易度の高い作業です。そのため、一人で長時間行うことはできません。1回の訳出は15分~20分が限界となり、通訳者は15分程度で交代しながら業務を遂行します。つまり、2時間の業務でも2名体制、3時間以上の業務であれば3~4名の通訳者が必要となります。
また、同時通訳のブース・機材等設備が別途必要となります。現地調達や手配についてもご協力、ご相談に応じます。

Q. 逐次通訳とは?

A. 発言内容を、ある程度のまとまりで区切りながら通訳し、それを繰り返し行う方法です。商談や少人数でのビジネス会議、または記者会見など、短い質疑応答が中心となる場でよく用いられます。訳出が両方向になるとリエゾン通訳と呼ばれることもあります。また、同時通訳の設備がない小さなホールで行われる講演や小規模な会議でも用いられ、5分~10分、あるいは長尺の発言を要約することが求められることもあります。基本的に、双方の話し手と通訳が交互に話すため、実際の内容の2倍程度の時間がかかります。

Q. ウィスパリング通訳とは?

A. ウィスパリングとはつまりささやきのことですが、聞き手の耳元で、小声で同時通訳する形態です。聞き手は1人のときもあれば、少人数のときもありますが、1~2名までをお勧めします。通訳者は聞き手の後ろや横に座り、自分が話し手の声を充分聞こえるように、そして他の人たちの迷惑にならない程度のボリュームに自分の声を調整しながら訳出します。また、音声ツアーガイドのような機材を通じての同時通訳もこの類に含まれます。日本語で行われる会議に日本語がわからない方が数名参加する会議や、逆に英語で行われる会議に英語がわからない方が数名参加する会議でよく用いられます。その場合、全部を通訳するのではなく、サマリー(要約)を通訳するという形態もあります。同時通訳と同様、集中力を要する難易度の高い業務ですので、場合によっては1人ではなく、複数体制で交代で行います。

Q. 事前に資料が必要だと聞きましたが?

A. 会議当日にご使用になる資料をご提出いただきます。通訳者はいただいた資料を元に事前準備を行うことによって、当日最高のパフォーマンスが出すことができます。お客様のご協力が会議の成功の鍵となります。最終版が仕上がっていなければ、たとえ下書きでもご提供いただけると助かります。事前にお渡しいただいた資料はもちろん、当日そして案件の終了後も機密保持は遵守いたします。会議のアジェンダや配布資料、スピーチ原稿がある場合はスピーチ原稿を、業務日の1週間前を目処に、ご提供ください。

Q. 通訳人数は?

A. たとえば、9:00〜17:00の会議を1名で対応することは困難です。クオリティの高い通訳サービスをご提供するために、同時通訳(ブースや簡易機材を使った同時通訳、ウィスパリング)の場合は最低でも2人必要になります。2人一組、あるいは3名で、交代で行うためです。逐次通訳は4時間以上になる場合は、2名必要になることもあります。

Q. 何日前までに依頼をすればいいですか?

A. 1カ月前から2週間前までにご依頼をいただけるとよいと思います。2週間をきってしまった場合でもスケジュールが空いていれば、できる限り対応いたします。案件にもよりますが、ポイントは事前準備が十分にできるかどうかです。その点を考慮し、遅くとも10日ほど前までには確定されることをお勧めします。

Q. キャンセル料はいつからかかる?

A. キャンセル料について正式にご依頼をいただいた後、当日を前に7日以内にキャンセルになった場合はキャンセル料をいただいております。
※平日換算(土日祝日は含まず)
ご予約日の7日前から4日前:合計代金の70%
ご予約日の3日前から当日:100%

会議通訳に関しては別途キャンセルポリシーを設けています。
当該日に別件をご依頼いただくのでない限り、依頼が確定した時点でキャンセル料は100%となります。すぐに確定ができない場合には、「仮予約」も可能です。
くわしくは「サービス利用規約」ページの「仮予約」の項をご覧ください。

Q. 通訳者とはどのように選べば失敗しない?

A. 通訳者をどのように「選ぶ」かという点では、通訳者本人が、十分に経験を積んだ語学力に申し分のない通訳者であることはもちろん、一生懸命である、つまり熱意があること、クライアントの要望に敏感に、誠意を持って対応できることではないでしょうか。
もうひとつ重要なのが、事前のコミュニケーションです。当日、会議やイベントで通訳をとおしたコミュニケーションがスムーズにいくかどうか、成功させられるかどうか。それは事前の打ち合わせや資料の提供はもちろん、念入りなブリーフィングがあるかどうかにかかってくると言っても過言ではありません。

ボイスオーバーに関して

Q. ボイスオーバーと吹替えはどう違うの?

A. ボイスオーバーとは、外国語のニュース番組やドキュメンタリーといった映像素材のオリジナルで録音されている音声の上に、翻訳された言葉(別の音声)をかぶせること。ボイスオーバーと吹替えの違いを簡単に言うと、吹替えでは映像の原音がすべて消えているのに対し、ボイスオーバーは原音がかすかに残っています。また、事前に原稿が渡される吹替えの仕事と違い、ボイスオーバーの仕事は、たいてい現場に行ってすぐに収録をするので、初見で、噛まずに、手早く録音作業を終えられる能力が求められます。

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