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日本の食文化紹介 和菓子

こんにちは。イギリス在住会議通訳者の平松里英(rielondon)です。

きれいですよね。和菓子って、素敵だなとおもいます。
昨年の秋、ラグビーワールドカップイングランド大会と時を同じくして日本を紹介するシリーズイベントがありました。
その中の食文化を紹介する小イベントで和菓子の紹介を通訳する機会を得ました。
通訳仲間から連絡が入ったのです。
それは泊まりの外出先へ移動中の電車の中でした。
それで、その仲間に「いつ?」と聞けば「明日の朝」とのこと…。会場が自宅から目と鼻の先ほどの近場だったこともあって声を掛けてくれたのでしょうか。
 
あいにく、その日に限って泊まりで遠出中だったのです。
 
しかし「直前だからなんとかお願い!」と頼まれ、翌朝には帰ってくる予定であったので、断るわけにはいきません。
 
翌朝ゆっくり帰るつもりを急いで切り上げることにして、エイヤッと引き受けました。
が、コンピュータもなければ、ケータイの通信すらおぼつかず、何より出先ですからWiFiが使えません。
しかもお出かけ中だったんだから資料らしきものなんかひとつもない…。イギリス国内とは言えど、海辺に近い(つまり文明品がない)のどかな場所だったので。
話題は和菓子。職人さんが実演をしながら説明するのを通訳するのです。
和菓子といえば、なじみはありましたが、もっぱら食べることが中心。作ったり説明なんて想定したことがない。
その歴史や精神、詳しい作り方や材料については詳しいとは嘘にも言えず、この時ばかりは茶道の心得でもあれば、きっと助けになっただろうにと悔やまれました。
 
でもなんとか乗り切らなければなりません。観客を前に実演で和菓子を通訳するとなると、英語でなんと表現したら良いものやら…。
 
私はじつはお菓子を作るのが好きな方なのですが、それもケーキやらパイやらと洋菓子で、和菓子の道具や材料、作る時の手順や動作について詳しくないんです。
でも、その「心」を伝えねば。
ネットは繋がらないし、翌朝本番だし、でもなんとか出来る限りの準備をということで、頼れるものはiPhoneだけ。しかも時間は電車が到着するまで。途中何度もネットが途切れつつ…。
調べ物をして、準備をする機器としては小さい。このiPhoneの画面とにらめっこしている私の様子は周りの人にはきっと鬼気迫るものがあったでしょう…鬼のような形相だったに違いありません(苦笑)
 
お茶請け
上生菓子
主菓子
打ち物
自然薯
和三盆
生砂糖(きざと)
おうす
落雁
求肥
栗きんとん
おしるこ
最中の皮
丹念に
刻む
練る
漉す
煮詰める
見て楽しむ
詫び寂び
研鑽を積む
 
などなど…
 
どうでしょう、これらの言葉サラッと英語になりますか?
 
いやぁ私はサラッと納得のいく表現は出てきませんでしたね。
 
それでもわかりやすく、素早く伝わる表現を考えて、頭に入れなければならない。
 
私がiPhoneにらめっこしながら一夜漬けならぬ付け焼き刃もいいとこ、突貫工事で捻り出した対訳例。
 
次回はそれをご紹介しますね。
 

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