こんにちは。イギリス在住会議通訳者 の平松里英( rielondon )です。
今週は、ロシアのサッカーワールドカップのお話から、スポーツのお話しです。
そもそもイギリスではサッカーとは呼ばずフットボールと呼ぶんですね。
一方アメリカでフットボールといえばアメリカンフットボール、イギリスとアメリカでは呼び方も違えば、人気の種目も全く違うようです。
話題の香川選手のお話しや、はなさんの通訳のお話しなども飛び出しますので、楽しくお聴きください!
この番組ではイギリスやアメリカの英語表現や現地での様子についてご紹介いたします。
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こんにちは。今週もよろしくお願いします。平松里英です。
あのほら、「こちら」って言ってもイギリスでやってるわけじゃないんですけど、ロシアで今、ワールドカップ…
あ〜、ワールドカップね。すごい盛り上がりようですよね。
ちょうどね、私札幌にいる時期だったんですけどね。もうすっごい盛り上がりようで。街角のバーみたいなところでテレビ流してて、外の人が結構立ち止まって見てましたね。
なんか先制点が香川だったっていうのは聞いて。私その日仕事だったんですよ。
全然外にいて。そしたらそこで仕事のお客さんだった人が結構チェックしてて、それでワ〜!って一喜一憂してるわけですよね。
先制点が入って、その後どうなるかって言ってたら、まあ2点入って。一応固く降したって感じだったんで。対戦相手がコロンビアだったじゃないですか。私コロンビア人の結構仲良い友達がいるんですよ。
そうそう。だからちゃんと会員券?会員券っていうのかなああいうの?メンバーシップがあるんですよチェルシーの。家から遠いのよ。彼女の家全然。
チェルシーまですごい時間かかるのに。ロンドンの端から端まで行かなきゃいけないのに。すごいチェルシーサポーターで。コロンビア出身のくせにね。
だから2日ぐらい前から私のところにWhatsAppで送ってきてメッセージを。「見るのか、ウチへ来い」と。「コロンビア対日本、ウチにおいで」って。「その日仕事なんだよ」って言ったらプツっと連絡来なくなり。でも点が入ったりとかしたら「やられた〜」とかいってメッセージ送ってきて。
香川くんって昔、マンチェスターに行く直前ぐらいに通訳したことがあるんですけど。
ドルトムントにいたんで。1回目のドルトムントのときです。またマンチェスター行ったあとドルトムント行ったじゃないですか。その前の1回目の時です。
なんかちょっとこう、人見知りして。きっとね、有名になっちゃってるからあんまり、要は仕事のスタッフとかともそんなにこう、仲良く話す感じではない。ツンケンしてないですよ、全然。冷たい人って感じがしますけど。でも必要なこと以外喋んないような。その場にはあったので、もう少し愛想よくしてもいいんじゃない?っていうのは正直思いましたけど。
別に私嫌われてたと思わないし、そういう雰囲気じゃないだけで別にものすごく雰囲気が悪かったわけではない。全然そんなことじゃなかったんだけど,やっぱり忙しかったですねその時は。撮影があったりとか。たぶんそのあとに色々あって。ああいう感じの、ああいうお仕事の人になると分刻みで予定が組まれている。早朝からだったもん。5時前とかですよ、朝の。
直前まで相手が誰なのかってのも教えてもらえなかったですしね。
メディア関係っていうとそういうお仕事ありますよね。
前の日ぐらいにやっとしぶしぶ教えてくれるみたいなこととかありますね。
通訳さんの場合事前に調べていかなきゃいけないことが多いんじゃないですか?
ありますよ。インタビューとかでも、自分がね、ファンでサッカーずっとフォローしてますっていうんだったらいいと思いますけど、そこまでの経歴とか,最近の活躍ぶりとか、そこで出てくる人の名前とかチームの名前とかわかるわけで。そのくらい。やっぱり全然わからないんだと辛い。
じゃあっていって、サッカーならともかく、クリケットとかなんてら私受けませんからね。
そうそう…私1人クリケットの通訳すごい上手い人知ってるんです。
ルールとか,色々そこで出てくる表現とか、わかるわけじゃないですか。
希少価値な存在なんじゃないですかね。そういうの詳しい人ってそんなにいないんじゃないでしょうか。
そうですよね。クリケットだとCommonwealthの、オリンピックとは違うんだけども、オリンピックのような感じで試合があったりとかしますよね。そうするとCommonwealthに入っているので盛んなんですよこっちでも。
少し私の中では上流階級というか。庶民のスポーツがサッカーだったらもうちょっと中産階級以上の人たちがやってるのがクリケットとかラグビーとか。
ラグビーもそう。イングランドはね。イングランドのラグビーはそうで、ウェールズとかスコットランド、アイルランドに行くと別にラグビーって気取ったスポーツじゃないんですよ。
これ面白いと思う。無骨な人がみんなやるんだけど。南アフリカとかニュージーランドのAll Blacksとかあの辺も多分そうですよね。全然気取ったスポーツではないと思うのおそらく。だけどイングランドだとそういうイートンとかさ、ああいう寄宿学校に行ってる人たちがやるスポーツ。寄宿学校行ってる人達サッカーやらないの。そういう人たちがやるのがラグビーみたいなイメージがあるから。そっちが、弱いよね。あ、言っちゃった!だっておぼっちゃんなんだもの。
泥臭いことやらないですからね、この人たちは。まあ泥だらけになるでしょうけど。試合するとね。やっぱりイングランドの中ではラグビーとサッカーっていったら泥臭いことをやるのはサッカーの方、サッカーやるサッカーファンの人たち。だからロンドンでもコックニーだとか訛りの強い人たちはラグビーファンじゃなくてサッカーファンなんです。
そうそう。そういうのって経験しませんでした?イギリスにいらっしゃるとき。
う〜ん、ちょっと。大体そもそもね、イギリスはサッカーのことサッカーって言うんですか?
言わないですよね。サッカーってスポーツはないんですか?
全然通じますけど、どっちかっていうと嫌がられるというか。言い直されたりする。
Footballですけど、確かあれじゃない?フランス語とかもLe footとかいうんじゃない?
たぶん。確かそうだったと思います。サッカーはでも、もともとはイギリスの英語から来ている。Football Associationってあるじゃないですか。サッカー協会のことかな。
Associationの真ん中の文字を取ってSoc, Soccerという。
だとか聞きましたけどね。どこまで本当かわかんないけど。
だから元々は実はイギリスっていうか、英語から、まあ英語なんですけどね。でもSoccerとは呼ばない。ではアメリカではなんでSoccerって呼ぶんですか?
え〜なんでだろう?フットボールってアメリカンフットボールがあるじゃないですか。
これどっちが先だったんですか?例えばアメフトがあって、区別するためにサッカーって呼ぶようになったのか、それともサッカーの方が早かったのか。サッカーの方がアメフトより先にあったけども、サッカーって呼んでいて、アメフトはアメフトでフットボール。でもアメフトってアメフトって呼ぶんですか?
アメフトはAmerican football。Footballだけだったらサッカーとは思わないですよね?Footballだけでアメフトだと思うと思いますね。
じゃあAmerican footballとは呼ばない?
うん、あんまり。正式名だけどFootballって言ったらAmerican footballじゃないですか。
British Englishみたいな?まあBritish Englishって言うけど。それってEnglish Englishみたいな。バツの悪さ、かっこ悪さがあるじゃないですか。
Footballって省略してAmerican football指すっていう方は結構多異様な気がしますけどね。
Footballって言ったらアメリカではアメフトで、イギリスだと全然サッカーのことみたいな。という感じかな?そうですよね。みんなFootballって言います。
じゃあAmerican footballはなんて言うんですかイギリスで。
でも、野球の話をしてもそうだけど、コートの話を仮にしていました。そこで野球はっていうとBaseballって言ったり、American footballっていう話をすると、「それはアメリカのスポーツです」って言われますね。
言われたことありますね。”That’s American sports.”って。
やっぱりイギリスにはイギリスの自負っていうかこだわりがあるんですかね。
ある気がしますね。だって野球なんてすごいルール簡単だと思いませんか?
なのに「わかんない」って言うもん。うちの夫なんかもアメリカのベースボールわからないって言いますよ。「すごい簡単じゃん!」って言って。ルールは。
イギリスにもプロ野球のチームとかってあるんですよね?
え、私が知らないだけかな?チームっていうかリーグはないよ。
あ、そう?だってなんかよく日本の野球選手とかでメジャーリーグとかアメリカに行くじゃないですか。
日本の人ってベースボール、野球がアメリカ発祥だって知らない人結構いるから。
あと野球自体はあれでしょ?プロ野球よりも甲子園とかって古いじゃないですか日本の場合。だから野球は昔からあって、日本が発祥と思ってるか、意識的に思ってるかわからないけれども、まさかアメリカが発祥とは思ってないみたいですよ。
そういって話があったときにアメリカ人の、それこそプリンストン出身の友人だったんだけど、怒ってたもん。この間すごい説教されたとか言って、日本人にって。
そう。だから知らないですよね。似たような球技はあります。
クリケットだけじゃなくてラウンダーズとか。
野球によく似てるの。でも私プレーできないです。うち息子はできます。
いや、野球みたいにベースを回るんだって。
ベースっていうか、塁?
やっぱりスポーツが違うので、例えばスリーアウトとかそういう感じじゃない?
全然女の子もやるって言ってました。学校でやるって。学校っていってもその時うちの子は一時期寄宿学校に入ってたんですけど、その時にやったって言ってましたね。だからラグビーもやらされて、体が小さいから痛いから「ぶつかってくると、もう嫌」って言ってましたし。
ラウンダーズともう1個ぐらい野球に似たやつがあるんですよ。そういうのはみんなやったって言ってましたよ。女の子たちもやったって言ってて。
私詳しくないんでね。これ以上話すと間違ったこと言いそうですけど。確かそうで、至る所にクリケットクラブとかありますけどね。そういったところは結婚式とか披露宴やったりとかそういう由緒あるところとか。ロンドンにも確かあるはずです。行ったことはないですけど。聞いたことはある。他の都市でもありますね。
時間いっぱいになりましたので、この続きは来週で。
それではまた。Bye!
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