こんにちは。イギリス在住会議通訳者 の平松里英( rielondon )です。
今週はロンドンの夏のお話しですが、今年はロンドンも日本と違わず猛暑です。
実はロンドンでも現代の方たちは、こんがり日焼けしている方がステイタスという、ちょっとびっくりするお話しも聴くことができます。
次に、通訳を目指す方からの質問にお答えします。
通訳の種類やどのような学校で学んだらよいかなど、現地での具体的な情報が盛りだくさんですので、ぜひお聴きください!
この番組ではイギリスやアメリカの英語表現や現地での様子についてご紹介いたします。
また、英語の勉強に関するご質問やご相談を受け付けています。
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猛暑ってでもね、ロンドンの猛暑って日本の猛暑と違うんじゃないですかきっと。
今週はね、日本並みだったですね。お客さんが言ってました。名古屋からいらしてたんですけど「これは名古屋と同じです」って言ってましたね。特に暑かったんですけどね。
ですよね。それがありましたね。その前後もずっと暑かったんですけど。32とかぐらいかな。
地域によりますけどね。完全にヒートウェーブで。熱波だったんで。
それは大変だ。イギリス人って暑さに耐性がないような気がする。
ね。そんな焼けてるイギリス人とかちょっと想像つかないし。
アメリカってどうなんだろう?イギリスの人って、白人の人、特に夏、できれば年中なんだけど、肌が真っ白っていうのはかっこ悪いらしく。
ちょっと、っていうか結構こんがり焼けてるのが憧れみたいですよ。
へ〜アメリカも、サーフィンやる人は結構焼けてたりするけど。
そう。自然に焼けてるんだと思う。別に意識して焼いてるんではないと思うきっと。
そうですよね。多分ああいうのがいいんですよ。
Kate Middletonなんかそうだけど。
あれは日サロに行ってるか、かなりバケーションに行ってるか、なんかやってますよね絶対に。
あれ自然な色じゃないです。
ああいうのがオシャレっていうかカッコよくって、真っ白っていうのはカッコ悪い。特に、ビーチに行きました、今年のビーチ今日が1日目です、真っ白!っていうと「うわ〜恥ずかしい」って感じみたいですね。
本当!それってイギリスは知らないんだけど、前ドイツの人の結婚式に出た時にお母さんがやたら焼けてたのね。
うんうん、それカッコイイんだと思う多分。想像ですけど。どっか行ってきたのかもしれないけどね。
そう。でもね、私から見たら焼けすぎで気持ち悪かったの。
なんかこんな1人だけ焼けてて変じゃないかい?と思っちゃったわけ。なんか浮いてないですかと思っちゃったんだけどね。
思ってないんでしょうね。こっちってあまり仕事ばっかりしているのはカッコよくなくて、遊んでばっかりいるのがカッコイイみたいなのがあって。要はお金があって働かなくて良くて。だから焼けてるような感じとかの方が全然カッコイイらしいんですよ。私はそういう価値観じゃないですけどね。個人的に、ちなみに。だから特に夏っていったら真っ白っていうのはカッコよくなくて。「バケーション行ってきたの?どこ行ってきたの?」みたいな感じの。
こっちから見ると特に金髪の人とかって元々色白い人が多いじゃないですか。
ナチュラルな金髪の人。なんかすごい「火傷してない?」みたいな。
だってピンクですよ、肌。
ピンクのシャツなんか着てる人もう同化してるもの。
でもね、あれって健康に良くないと思うんだけどな。だんだんシワシワになってこないですか?年取ったら。
そうですよ。だからそれはそれで問題で、特に昔からそういう風にこんがり焼けていた人っていうのは結構な数いるわけですね。で、日サロにやっぱり通うわけですよ。足繁く。
やっぱり皮膚ガンになったりとかあります。
そうなんだ。日本も随分前はあったけどさ、なくなりましたよね?
そうそう…
なんかね、ちょっと違和感というか。何がいいのかわからない、私、そういう白人の方見ると。
そうですね。ピーリングとかして白さを逆に魅力にしているというか、そこにこだわりを持っている、女優さんなんかもいるじゃないですか。Cate Blanchettとかそうかな?あとNicole Kidmanとかすごい白いですよね。
ああいう人とかはともかくとして、一般的にはバケーション行ってる、海外行って焼いてきたんだ、みたいなイメージ。みんなたぶん憧れですね。
私もそうですね。だから(UVカットの)傘とかさしてると、ものすごい変人っていう顔して見られますね。
そう!日傘でもいいんですけど布の、いわゆるパラソルですね。パラソルだったりとかさしてると「何この人?!」って感じですよ。
あれば。だって暑いんだもん日差しが特にここんとこ。そうすると「何傘さしてんの?!」みたいな勢いですよね。
そうそう…特に折りたたみのはなかったりするんで持ってきてますけど。イギリスはそれこそHarrodsとかそういう大きい百貨店に行けばあるかもしれないですけど。いわゆる人が携帯する傘、みんなは別に持ってないですよ。
ないですよね。私もアメリカで日傘さしてる人見たことない。
うん、ジロジロ見られます。長袖着てて目深に帽子かぶってると「あ〜もうこれ日本人の観光客だ」っていう。そういう女性ね、結構いるじゃないですか。あれなんかものすごい怪しいっていうか「何あの人たち」って感じですよね。
そうなんだ。でもイギリスの貴族とかってそんな格好してそうな気がしたんですけど違うんですかね?
そうそう…そういう層はいると思うんですよね。まあ古い世代だったらどうかはわからないですけど。現代の人たちはやっぱりKate Middletonとかあの辺、Pippaなんかね、妹の、見てても。PippaはExtended familyなわけで、いわゆるロイヤルファミリーではないけど。ロイヤルファミリーのつもりですけどね本人はね。本出しちゃって。
あの辺の人たちとかは結構こんがり焼けてる。
だいぶその辺の考え方が違う気はしますよ。日本なんかだと、色の白いは七難隠すなんて言ったりしますけど。
そうそう。美白とかあるし。そうですそうです。こっちしばらく熱波があって。実はね、今日なんか戻って涼しいんですよ。夏の北海道行ったことないけど、北海道とか長野の標高2000m以上の涼しい感じなんですよ。
あれが普通の夏かな、イギリスの。なんですけど、熱波だった時は結構ニュースとかでも使われる単語が、これまであんまり聞かなかった単語があったりして。
Muggyとかね。Muggyは聞いたことあるっていうか使ってたりしたんだけど、結構しょっちゅうMuggy weatherとかって言ってた気がします。
うん、Muggyはテキサスでも良く聞きますね。ちょっと蒸し暑いっていう意味でしょ?
そうですそうです。ちょっとジトッとするっていうか。
湿度も。でもね、日本に比べたら全然ですよね?だって不快指数100。湿度なんとか、って高いじゃないですか日本、すごく。
こっちはだってMuggyとか言って文句言ってるけども、知れてますよね。やっぱりカラっとしてますよ。
だから野火、自然火災、山火事が結構今問題で。あれ結構放火だって言われてますけどね噂では。ものすごい規模で燃えて、死者も結構。
乾燥してるから。だって今天気予報の時に航空写真みたいなのが出るんだけど、最近は。イギリスって夏になっても芝生枯れないんですね、基本的に。
そうそう…だからサッカーとかも、芝生以外でどこでやるの?みたいな感じ。
あ〜そっかそっか。それでウィンブルドンとか芝とか。
そうですね。あれはね、ものすごいお金かけて、年に2週間しか使わないからそのためにすごい整備してるんですけど。それにしても基本的にずっと芝生があるんですよ、年中。なのに、一面茶色。
悲惨ですよ。すごい乾燥してるから、これでどっかで火がついたりとかしたら風もあるから勢いよく燃えますよね。なので、イギリスだけじゃなくてこれは事実として大陸側、たぶんドイツとか他の地域もみんなそれがあります。
日本だと暑くなってもあんまり野火とかって騒がないっていうか、湿度があるあるから。こっちは乾燥してるんで全然火事になる可能性があるんですよ。
そうそう…枯葉同士がおびただしく摩擦したりとかしたらわからないですよね。みたいなとか、さっきのMuggyっていうところでいくと、私個人は聞いたことないんだけどMidlandsっていうイングランドの真ん中辺。あの辺だとMuddlyとか言って。
そう。Muddlyって言うんですね。で、北、North Eastの方行くとCloseっていうの。いわゆる閉めるもの、Close。Close friend、親しい友達のClose。
Closeは聞いたことがある。ベタベタするね、っていうStickyな感じ。Humid
そうですよね?言いますよね?Sticky、Sticky Weatherって言いますよね。そういう感じでCloseって使う。
今回はそんな、普段新聞とかのヘッドライン載らないような単語が出るななんて思ったりしたんですけどね。
でですね、突然なんですけど、視聴者の方からご質問を頂いていて。質問っていうか相談って感じなんですけど。
通訳に関して。通訳の勉強をちょっとしたりして、全く知らないわけじゃない人っていうのかな。
そう。たぶんヒヨコになる手前じゃない?あの感じは。質問、相談があるんですけど〜みたいな感じ。
結構たくさん書いてあったから、これを全部カバーするのは難しいんですけど。
まず「イギリスではどういうコースがありますか?」とか。
それから「パートタイムとフルタイムとどちらがいいですか?」とか。
イギリスだと大学のコースを出ていわゆる修士課程で資格を取って、通訳科で専門で出て通訳者になるって人が多いんです。イギリスだけじゃない、大陸もそうですね。アメリカなんかはどうなのかな〜なんて思ったりするんですけど。アメリカもそういう学科がありますよね?
ですよね?なので、日本語を扱っている通訳科っていうことになると絞られるんですけど。それでも2〜3箇所、3箇所無いかな。2箇所。
で、コースによりますね。コースも会議通訳とDPSIっていうんですけどDiploma of Public Service Interpreting。Public Service Interpretingっていうと、わかりやすく言うとコミュニティ通訳みたいな。
うん。コミュニティ通訳って日本では読んでいるんじゃないかなと思うんですけど。厳密にいうとPublic Service Interpretingとコミュニティ通訳は完全にイコールでは無いんですけど。要は外国の人が日本に来て病気になったりとか、警察のお世話になったりとかした時ですね。いわゆるPublic Service、公役に関わる場面で通訳が必要になった時に出て行く通訳のことなんですけど。
そうですね。そうですそうです。要は会議通訳とかっていうとそういうシチュエーションじゃないですよね。
私たちが多いパターンだと、日本の大臣の方とか、いろいろと政府関係者とかが外国の方に来て、大きなフォーラムとか会議があって、そこで通訳者が入ってくるっていう感じなんですけど。例えばね。
コミュニティ通訳の場合は、インバウンドが多いかなと思います。
基本的にはそうですね。だからイギリスで私がコミュニティ通訳をやるとすると、日本からイギリスに来ている、要はイギリスで外国人の立場になった人を補佐する感じですよね。
両方です。
そういう感じなんで全然建て付けが違うんですけど、DPSIとかの資格が取れる学校としては私が教えてるMiddlesex Universityってロンドンの北の方にあるんですけど、そこだったりとか、会議通訳だったらLondon Metとか。私はそこへ行きましたけど。ロンドンに住んでるんで遠くまで行くわけにはいかなかったんですよね。通うのも。
それで日本語のパスウェイがあるところっていうとLondon Metだったんで。今はね、もしかしたらもうちょっとあるかもしれないです。しっかりリサーチしてないですけど。
内容はDPSIとかだとパブリック系のモジュールばっかりなんですけど。コンファレンスだとまた違うので。習うことが、内容がだいぶ違いますね。通訳の基礎的なところはおそらく共通のエレメントっていうか、要素もあると思うんですけど。
はなさんの場合は翻訳がバックグラウンドなので何かあります?
ちょっとこれ、続き来週にしましょう。とりあえずここで。Bye!
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