こんにちは。イギリス在住会議通訳者 の平松里英( rielondon )です。
第1回はロンドン在住通訳者 平松里英と翻訳者のランサムはなさんの紹介です。
この番組ではイギリスやアメリカの英語表現や現地での様子についてご紹介いた
します。また、英語の勉強に関するご質問やご相談を受け付けています。Webサイトのお
問い合わせページ (https://www.rie.london/contact )からどうぞ!
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このPodcastはイギリスに住むメディア通訳者・会議通訳者の平松里英がアメリカと日本で働く翻訳者のランサムはなさんをレギュラーパートナーにお迎えしてイギリスから配信しています。
英語を勉強している皆さんや、英語が好きな人、これからイギリスやアメリカに赴任したり旅行に行かれる方、またはイギリスが好き、アメリカが好き、イギリスにもアメリカにも両方興味があるというみなさんのために、私たち2人が英語の授業や教科書には出てこない現地の英語表現についてお話ししたり、イギリスとアメリカの英語を比べたりして、英語の裏話、こぼれ話を雑談形式でご紹介していく番組です。
イギリス、そしてアメリカの現地の様子を交えながらこの番組を通してイギリスの空気やアメリカの空気もたっぷり感じてもらえたらと思っています。
イギリスでティータイム、アメリカでコーヒーブレイク、日本でお茶の時間…
ぜひあなたも1杯のお茶や紅茶、コーヒーを片手に、私たちのくつろぎのひとときにお付き合いください。
さて、記念すべき第一回。今日は自己紹介と番組をスタートすることになった理由などについてお話ししていきます。
ランサムはなです。
私は英日翻訳をやって、あと英語教師・日本語教師もやってます。今はアメリカのテキサス州というところに在住なんですが、日本とテキサスを行ったり来たりしてますね。札幌に今実家というか、拠点があるので。1年の半分くらいは日本で、半分くらいはテキサスで、っていう生活をここ7年ぐらい続けてきてました。
翻訳のキャリアが1番長いんですけれども、翻訳の仕事をするようになって20年+ですね。長いですね。その前は日本では英会話の先生をしたり、アメリカで日本語を大学生に教えたりしていました。もともと語学教育から出発しているっていう感じですね。
あとはオンラインの英会話スクールの質問に回答するアンカーという仕事もここ1〜2年ほどしています。
翻訳の仕事はもともと語学教師から出発してて、英語の先生、日本語の先生っていうところでずっとやっていたんですけれども、大学の在学中にちょっときっかけがあって英日翻訳を始めるようになりまして、ちょうどメールなんかで仕事をやりとりする在宅勤務とか、インターネットで仕事をする、というのの先駆けみたいな仕事をいただくようになりまして、もうどこに住んでいても仕事ができるというメリットがありますので、そのあとカリフォルニアとか、イギリスにも住んでいたこともあるんです。あとアラスカ。
いろんな所を転々としたあとで、北海道の富良野市というすごく自然の綺麗な所でしばらく暮らして。で、旭川、札幌など転々として、合計10年くらい暮らしたかな。そのあとまたテキサスに戻るようになって、現在に至っております。
さらっと今カリフォルニアとかイギリス、アラスカという風におっしゃいましたけど、北海道の中でも富良野があったり旭川があって札幌。私地理が得意なわけではないんですが、それでもずっと頭の中でピョンピョンピョンと飛びながら今お話しを聞いていたんですけれども。イメージをしながら。
そうですね。いわゆるノマドっていうのが言われていますけど、その先駆けっていうか、そんなことをずっとやってきてました。
その移動し始めた当初っていうのは、「ノマド」っていう言葉って…
なかったですね。なんかこう、1つの所に住んでいるのが当たり前っていう状況だったので、「なんでそんなにピョンピョン変わるんだろう?」みたいなこと言われたこともありますし。
そうですね。わかってもらえないっていう時代はありましたね。ただ、本当にネットさえあればどこででも仕事ができるので、これを活かさない手はないと思って。1番自分の住みたい所に住むっていうお試しができるじゃないですか。
そのために、最終的に定住先を探るために、カリフォルニアだったりイギリスだったりアラスカだったり行かれてる、っていうのが理由ですか?
そうですね。結構「どこに住んでる」って大きいと思うんですね。で、割とどこに住むかは選べないっていうことが多いんですけど、こういう仕事していると好きな場所を選ぶってことができるので。やっぱりいろんなところで暮らしてみて、1番暮らしやすいところっていうのを探ってみようかなという風に思ったんですね。
どこに住むかが大きいとおっしゃるのは、住んでいる所によってできることとか、できる仕事とかが限られてくるという意味ですか?
仕事だけじゃなくて、物事の考え方とか見方がやはり、住む場所が変わるとかなり影響されると思うんですね。まあ空気のようなものですけど、やっぱり影響を受けるっていうか、周りがこういう風に考えているっていうのは当たり前っていう環境で暮らしてるとそれなりに自分のものの見方も影響を受けて変わってくるので、自分にとって暮らしやすい所っていうのを探してみたいなと。で、最終的には定住先っていうのも、そういったトライ・アンド・エラーみたいな感じで思考錯誤しながら見つけていければいいかなというふうに思いました。
この番組の進行役を務めさせていただきます、平松里英です。イギリスに暮らすようになって今年で11年目になります。通訳者の仕事は20年にならないですけど、20年近くやってます。
イギリスに行くことを決めた決定的な理由みたいな、「これ」っていう何かはありますか?
決定的な理由は、1つは子供達ですね。子供がゆとり世代なので。ゆとり世代というと就職難というのが。でも教育制度をその段階で私1人で変えられるわけではないので。1人の親として考えたときに、英語を身につけさせてあげられるかなと。
お子さんは日本では日常的には日本語だけ使ってたんですか?それとも英語も使ってはいたんですか?
受動的な英語力だったと思います。「英語で面白いからこの映画を一緒に観ようよ」って言うじゃないですか。と言うと、私しかわからないんですよ。
う〜ん、なるほどね。そうですね。ちょっと難しすぎる、みたいな。
そうなんですよ。で、その時に「これだと私と子供達がどんどん乖離していってしまうな」と。母親の職業もそうだし、価値観だとか、人となりが理解し辛くなるなと思ったんですよ。
なるほどね。片側の側面しか見えないという感じになっちゃうかもしれないですね。
通訳者になったきっかけっていうのもそういった要素が関係しているってことでしょうか?
外国にもあると思うんですけど、日本で私が住んでいた所にも、うちみたいなバイリンガルというか、バイカルチャー…お父さんが外国人だったりお母さんが外国人だったり、国際結婚してる人とかがほとんどなんですけども、その子供達が毎週集まる会があったんですよ。それをプレイグループって言ってるんですが。悩みも似てますしね。情報交換できますしね。
その中のママ友の1人から頼まれたのがきっかけです。
案件がバレーボールのワールドカップだったんですけど。
なので私は通訳という名目で行ってはいるんだけれども、経験がないですし、訓練もしてませんので。通訳デビューになるんですけど…同時にデビューした人たちがいてですね、通訳ではないんですけど、「嵐」ジャニーズの。
なので今でもテレビで嵐がデビューして何年目だとか言われると、「私も全く同じ年数やっているんだな」って。
勝手に私は。向こうは当然知らないんですけど。彼らの方が有名ですし。存在感は全く違うんですけれども。タイミング的には。
なんかあれですね、導かれて通訳者になったっていう感じですね。どんなお仕事を今までされてきたんですか?
東京でフルタイムの仕事としてやっていたのは主にはテレビ通販の生放送の通訳でした。
それと同時に、同じ会社なんですけれども、社内の通訳と翻訳のスタッフとして。外国人ゲストが出る番組があるんですよね。宝石の鑑定士だったりとか、デザイナーとか。服飾の場合もありますし、バッグだとか、いろんなカテゴリーのアイテムを扱っている会社なので。
いろんな分野の外国人ゲストがいらっしゃるんですよ。生放送で対応する。
いろんなことを経験させていただいて。この仕事がなかったら行けないようなところも行かせていただいたり会わせていただいたり。
たっぷりと今お話を伺ってきましたけれども、次回はいよいよ本編となります。今回は平松里英と、そしてレギュラーゲストとして出演していただくランサムはなさんの自己紹介をお送りいたしました。どうもありがとうございました。
次回はいよいよ本編となります。この番組ではみなさんからの英語の勉強に関するご相談や質問を受け付けています。気軽にどしどしお寄せください。
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