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Everybody, Somebody, Anybody and Nobody の話

こんにちは。イギリス在住会議通訳者の平松里英(rielondon)です。

Everybody, Somebody, Anybody and Nobody の話って聞いたことがありますか?
上の写真の話なんですが、写真だとちょっと読みづらいので下にタイプします。
That’s not my job!
“This is a story about four people named: Everybody, Somebody, Anybody and Nobody. There was an important job to be done and Everybody was sure that Somebody would do it. Anybody could have done it, but Nobody did it. Somebody got angry about that, because it was Everybody’s job. Everybody thought Anybody could do it, but Nobody realised that Everybody wouldn’t do it. It ended up that Everybody blamed Somebody when Nobody did what anybody could have done.”
まず一文ずつ見てみましょう。
That’s not my job! 
あれは私の仕事ではない!
This is a story about four people named: Everybody, Somebody, Anybody and Nobody.
これはEverybody、Somebody、Anybody、Nobodyという名前の4人の物語。
  • Everybody(=誰もが)
  • Somebody(=誰かが)
  • Anybody(=誰でも)
  • Nobody(=誰も~ない)

 

There was an important job to be done and Everybody was sure that Somebody would do it.
やらねばならない重要な仕事があった。そしてEさんは、Sさんがきっとやるだろうと思った。
つまり
やらねばならない重要な仕事があった。そして誰もが、誰かがきっとやるだろうと思った。
Anybody could have done it, but Nobody did it.
(その仕事は)Aさんができることだったが、Nさんがやった。
つまり
(その仕事は)誰でもできることだったが誰もやらなかった。
Somebody got angry about that, because it was Everybody’s job.
Sさんがそれに腹を立てた。それはEさんがやるべき仕事だったからだ。
つまり
誰かがそれに腹を立てた。それは誰もがやるべき仕事だったからだ。
Everybody thought Anybody could do it, but Nobody realised that Everybody wouldn’t do it.
Eさんは、Aさんにできる仕事だと思ったが、NさんはEさんがやらないということに気付かなかった。
つまり
誰もが、誰でもできる仕事だと思ったが、誰も誰もがやらないということに気付かなかった。
It ended up that Everybody blamed Somebody when Nobody did what Anybody could have done.
結局、Eさんが、AさんができることをNさんがやったのに、Sさんのせいにした。
つまり
結局、誰でもできることを誰もやらなかったのに、誰もが誰かのせいにした。
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なぞなぞのようですが、深いですよね。One for All, All for One の精神にも通ずるものがあると思います。一人が自分個人のことではなく全体のために力を尽くし、たった一人の命を助けるために全員が尽力する。
考えるたびにその深さに気づかされる大切な教えであり、精神です。重要なことは、往々にして、シンプルな文章で表され、そういうすばらしい文に出会ったとき、感動を覚えます。
最近、女子高校生4人が松葉杖をついている人にぶつかり転ばせてしまったとき、謝るどころか「邪魔なんだけど、もっと端っこ歩いてくんない?」と吐き捨てたという記事を目にしました。さっと、見出しだけを読んだとき、このセリフを言ったのは転んでしまった人の方かと思ったのですが、逆だったなんて・・・。
ここには上記の精神のかけらもない。それどころか、逆転してしまっています!この話が本当だとしたら、誰かがやらなければならない、誰でもできることを誰もしない、それでいて自分以外の人を責めて、自分だけは反省しない人が多い社会になっているということかもしれません。
(ちなみに、私がその場にいたらガンガン意見すると思いますが。)
それにしても、こういうことってよくあるとおもうんですね、残念ながら。自戒の意味も込めて。だから、職業に貴賎はないと思うんです。ゴミを集めてくれる人たちや、下水管をキレイにしてくれる人がいなかったら困る。街で掃除をしてくれている人を見かけると本当にありがたいな、とおもいます。
人間見えないところ、気づかないところでたくさんお世話になっていることを忘れてはいけない。コイツ嫌い、とかアイツ嫌いと思っても、自分の子供が子孫が先へ行ってその人やその人の親戚に世話になるかもしれない。その人の先祖に自分の親や先祖が知らず知らずのうちに世話になっているかもしれない。そういう想像力を失ったら人間は終わりだと思うのです。
取り留めなくなってしまいそうなので、この辺で話を戻すと、上の文章ですが、もちろん、Everybody, Somebody, Anybody, Nobody の使い分けをすっきり理解したい人にも役立つとおもいます。
熱くなってしまいました。今日はこの辺で。

 

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