「私について」の18個目の記事です!!

今回は『就職した会社での出来事』ということで前回お話しした、
正式にいうと2つ目の会社での出来事についてお話ししたいと思います。

 

2つ目の会社はですね、CDとかDVDとかビデオとか、
そういうものを売っているアメリカ系の会社だったんですね。

そこがパルコというデパートの上の方に店舗を構えていたんですけれども
パルコなので、ライブハウスのクラブクアトロなんかも隣接してたんですよ

上の階とか下の階とかの関係だったりして。

こういう関係だと起きるのが、海外の結構有名なバンドとかがツアーで来たときに
このレコード屋さんに来るんですよね

私自身チケットを買ってライブに行ってるバンド、
どんなとこに行ったの？と言われるとですね、プライマル・スクリームとか

プライマル・スクリームのボーカル、ワカメみたいな髪の毛でシナっとしている。

その当時はヒョロヒョロ〜っとした、本当に昼間の似合わない…

と言ったら怒られるかしら？

その人が、レコード屋さんに来たりとかして、もしかして…
みたいな感じでしたけど。

 

そうするとですね、カタコトでも話せるスタッフがあんまりいないんですよ。
というと私が引っ張り出されるんですね

その頃別にペラペラ話せたわけじゃないんですけど、
他のスタッフに比べると全然話せるので。
その人の担当…でもないですけど、何か訊かれたりすると行ったりとか。

あとはですね、それ系だとやっぱりイギリス系のバンドで、
スウェードっていうバンドがあったんですけど

その人たちが来たときにそのギタリストがキャッシャー・お会計のレジに寄ってきて

たまたま私当番でそこ入ってたんですけど。
そしたら「ギターのピックが買いたいんだけどどこで売ってる？」とかって言ってきて。

すぐ下の階に楽器屋さんがあったので、
「下の階の〜にあるよ。〜っていうとこだよ。」という風に言ったりして。

 

いやいや…ビックリでしたよ

そんなことがボチボチありましたね。

 

極めつけはこの会社を結婚と同時に辞めたんですけど、
でも出入りがあったんですね、ちょこっと。まだ辞めてからも。

私が双子の子供をベビーバギーに乗せてパルコに来たときに

ガラスの扉が観音開きになるんですけど、自動的に開いてくれないんですよ

 

1人乗りのベビーカーならともかく、2人乗りのベビーカーだと
開けながら通すっていうのがすごく難しいんですね

 

で、その辺にお客さんとかってたむろしてるんだけど
誰も気づいてくれないんですよ。開けてくれたりとかしないの。

見てるのこっちをジー…みたいな感じで

そしたらね、えらい遠くから、地上階の奥の方から
結構ガタイのいい背の高い外国人の女の人が走ってきて
開けてくれるんですよ！その扉を

どっかで見たことあるような人だなこの人…と思ったら
先ほどお話ししたプライマル・スクリームのボーカルの黒人の女性でした

めちゃくちゃ感激しましたね
そんなことがありましたよ。

私はポカ〜ンとしてましたけど

だってその時、まさかそこで「サインしてくれ」って雰囲気じゃないし。
で、わかってないし。「誰だろうこの外国の人？」ぐらいですよ
日本に住んでないな、っていう雰囲気がするんだもん。
やっぱり、そんな風だから。

わざわざ遠くから走ってきてさ、ユッサユッサ…て感じで。
体大きい人なので。背すごい高いし、その時の感覚では。

そんな人が走ってきて開けてくれてね、とにかくもう
Thank you! Thank you so much!!
って言うのが精一杯だった、ということがありました。

 

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