こんにちは。イギリス在住会議通訳者 の平松里英( rielondon )です。
一口にネギと言っても色々な種類と呼び方があり、イギリスとアメリカでもかなり違った表現となっています。
イギリスにおいて日本のネギと似たものはリークと呼びますが、アメリカでリークとはまた別物らしいのです。
海外で日本料理の食材を手に入れる苦労が垣間見られます。今回もどうぞお楽しみください。
この番組ではイギリスやアメリカの英語表現や現地での様子についてご紹介いたします。
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では、今週も参りましょう。イギリスからお届けしています、通訳者の平松里英です。よろしくお願いいたします。
今週もですね、レギュラーゲストのランサムはなさんにお越しいただいています。はなさんこんにちは。
よろしくお願いします。今週もですね、食べ物の話。その中で、お野菜の話をするっていう風に先週お約束していまして。お野菜の中でも思い入れのあるお野菜があるんですよ。話してもいいですか?
おネギなんですけどね。長ネギ。おネギね、アメリカなんかでも日本食って人気で、どんどん人気出てきて。イギリスでもすごく人気なんですね日本食って。そうなってくると日本からお料理紹介とかお料理番組が英語でやってたりするじゃないですか。そういうの見てるとね、日本食でおネギってなかったら困る食材ですよね。それが英語になった時によくSpring Onionって書いてあるんです。
おネギのところにね。で、わたしその度にちょっと「ん」って思うんですよ。
あんまり聞かないですよ。アメリカではGreen Onionが一番一般的な言い方じゃないかなと思う。
Green Onion、わたしの勉強不足かもしれないんですけど普通にスーパー行った時にGreen Onionないんですよ。
Spring Onionはあるけど、もう一つよくあるのはLeekってやつで、Leekっていうと太いですね。西洋ネギ。
ニラって違う言い方をしたと思います。なんでしたっけね。ニラってまたちょっと違う種類ですよね。
Leekはね、本当におネギなんですけど、おネギより全然太いですよ。どのくらいの太さって言ったらいいかな。幅としては、ものによるんだけども、普通のネギ、長ネギの直径倍以上ありますね。1本。
じゃあ普通の日本で売ってる長ネギって1mくらいするじゃないですか。
え〜っと、ものによるんだけど、あと季節にもよるんですけど、普通に私がロンドンの街中で見かけるおネギは直径3cmくらいあるかな。
そうでしょ。それ円周にしたら10㎝近くあるってことですよね。
おっと、ニラじゃないですねこっちは。ニラっていうとどっちかっていうとGarlicに近い。
そうそう。ニラって結構買えないんですよ。売ってないんですよこの辺に。だからお庭で育ててる友達とかいます。
こっちは全然ないですけど、ニラ。要は中華街に行かないとないんだけど、それをリークと言ってない気がするな。
おもしろいですね。違いますね。こっちでリークっていうと。例えばWalesは、よく国の花として知られているのが水仙の花じゃないですか。黄色い。あれ女の子なんですよ。女の子っていうか女子の花で、男性はLeek。Leekっていうとこの西洋ネギが出てきます。そうなのね。イングランドって言ったらバラの花だし、スコットランドって言ったらアザミじゃないですか。アイルランドがシャムロックっていう、まあいわゆるクローバーのことですよね。
そうそう、アイルランドでも、アメリカでもSaint Patrick’s Dayとかありますよね。そんなようなことなんですけど、Walesはそんなようで2つあって、1つがLeekなので。ちょうどそうやっておネギが出てきて。だからおネギなんですけどね、私は代用するんだったら、長ネギはないので日本の、こっちに。Spring OnionじゃなくてLeekなんですね、私が代用するとしたら。味は一番近いと思う。且つSpring Onionだと、白髪ネギの部分、白い部分がほとんどないんですよ。
そうそう、青いところが多くて、そこって空洞じゃないですか。
且つ味もどっちかっていうともうワケギに近い気がして。だってお味噌汁とかね、納豆にワケギは入れないでしょ?だからさすがにちょっとキツいなって思ってしまうんだけど、英語にした時に長ネギが、私が見かけるのはよくSpring Onionになってるから、どうかな〜と思って。
こっちではネギ使われてるっていうのは例えばディップの中に。サワークリームのディップに入れたりとか、あとベイクドポテトのトッピングとか、サラダのトッピングとか、トッピング系が多いですね。
なるほどね。イギリスだと、Spring Onionの使い道とLeekの使い道がちょっと違って。形状がさすがに違うので、Spring Onionだと似てますよね。だから生で食べる感じで。普通に刻んでサラダに入ってたりとか。あとはSpring Onionだと…ちょっと思い浮かばないですけど、やっぱりサワークリームに入れる系とかだったらあるかな?Leekの方、西洋ネギの方だと、やっぱり結構密で、中が空洞じゃないですよね。白ネギの部分は。あれを今度は10cmぐらいの幅に切って、オーブンでオイルを垂らして焼いたりとか。
甘みが増すじゃないですかああいうネギ系のものって。そんな作り方とか多いし、でも私はそれこそさっきの納豆とかお味噌汁に入れるときこっちで、これをですね、刻んでね、入れるってことが多いですかね。
そうそう、そんな感じなんですよ。おネギを作りたいなと思って。
おネギって、買ってきたおネギ根っこを残しておけば、上手にやるとまた育つっていうじゃないですか。
そうそう…うちの実家なんかお嫁さんがそうやってやってるんですけど。私はね、こっちで種からやってみてるんですけどね。日照時間が足りないのかな?発芽温度が足りないのかな?なんかちょっとまだ成功してないんですよ。また成功したらお知らせしますね。
よろしくお願いします。で、今月は食べ物のお話っていうことで、来週はね、キリのいいところでもあるので、月の最後なので、食べ物を総括して朝食の話をしようかなと思って。アメリカとイギリスとヨーロッパっていうと朝食が色々スタイルがあるじゃないですか。違いますよね?色々っていうかそれぞれ、アメリカスタイルとイギリススタイルとヨーロッパスタイル、していこっかな〜なんて。伺っていこうかな〜と思っています。
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