こんにちは。イギリス在住会議通訳者 の平松里英( rielondon )です。
今回は女王のクリスマススピーチのお話です。
イギリスでクリスマスに恒例で行われ、テレビでも中継されるイベントです。
昨年のスピーチの内容などを歴史的なお話も交えながら、お話しします。
続いては英語のコーナー your life in five minutes です。
スペイン語、アルメニア語、英語の通訳者をされているマリアナさんをお招きしての最終回をお送りします。
ネイティヴ英語での会話を、ぜひお楽しみください!
この番組ではイギリスやアメリカの英語表現や現地での様子についてご紹介いたします。 また、英語の勉強に関するご質問やご相談を受け付けています。 Webサイトのお問い合わせページ (https://www.rie.london/contact )からどうぞ!
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みなさんいかがお過ごしでしょうか?今日は12月ももう下旬?今年も残すところあとどれだけ?っていう感じですね、本当に。
めちゃくちゃ早かったですよ。この1ヶ月ぐらい、特に。
本当にそうで、この時期になるとね、やっぱり、女王のクリスマススピーチ。クリスマスメッセージが25日の午後かな?毎年あるんですね、イギリスだと。
その時期が近づいてきたなんて思いますけど。
恒例ですね。夕方というか、3時ぐらいですね。みんなクリスマスディナーを食べて一息ついたぐらいの時間ですよね。とか、食べている真っ最中の人もいると思いますけど。
朝から作ってる人が多いですからね。そうすると2時とか、そのぐらいに食べるんじゃないですか? それで3時ぐらいっていうとデザートが出たか出てないかっていうぐらいの。テレビをつけると女王が出てきて喋る、みたいな。
それをみんなで観ながら食事を続けるって感じなんですね?
そうですね。もうかなりお腹いっぱいじゃないかと思いますよ、このぐらいだと。
今年はまだ25日にはなっていないので。25日はね、ちょっとライブで。普段これ収録してるんですけど、ライブでFacebookとかで、みなさんにお届けできたらな、なんて…
その女王のスピーチがなんとなく後ろで聞こえるような感じで、今年はこんなスピーチですね、みたいなことを言って。まあ20分ぐらいやれたらなって思っているんですが。
ぜひぜひ、そちらの方も聴いていただきたいなと思いますけれども。その前に昨年のスピーチということでね。これホームページの方に昨年のスピーチのスクリプトとYouTubeへのリンク。動画ですね。上げておきますので気になる方はぜひ見ていただきたいなと思うんですけれども。見ていただいたという前提で話をします。
Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=IjTBcqpl2kc
スクリプト:https://www.sbs.com.au/news/transcript-the-queens-s-christmas-message-for-2017
やはり国民に向けてのせいだと思うんですけど、非常にわかりやすく、平易な英語で書かれているなと思ったんですけれども。でも、原稿見てる間はそう思ったんだけど、いざスピーチしている動画を見るとえらくありがたいっていうか、格調高いっていうか。発音なんですかね?あれは。それともイントネーションとか。よくわからないんですけど非常にありがたみがあるお言葉だなという感じがすごくしましたね。
当然といえば当然でしょうけど。すごく長いスピーチということでもなくて、10分〜15分ないくらいじゃないですか?
それで毎年国歌斉唱で始まって、どこかの少年少女合唱団が出てきて。そうでなかったりとかするんですけど。当然女王がお出ましになるときは必ず例の国歌が出ますからね。あれに続いて女王が登場して今年は、って感じで始まるんですけど。
私は2017年の女王のスピーチに関しては、まず最初に衝撃だったのが、ご自身の60年前を振り返ってyoung womanって言ってたんですよね。
そのもう少し後の方で、「その60年前のpresenterは」って言ったんですよ。
そうですそうです。自身のことをそういう風におっしゃるっていうところが新鮮だった。
はなさんおっしゃってましたけれども、発音なのか、格式高い。格調高い話。familyっていう単語familyって、私真似できないんだけど。familyって言いますよね。
うん。どこがどう違うって言われたらわからないんだけど、なんか違うんですよね。
違いますね、すごくね。その発音も60年前の映像と両方私見たんですけど。
そうそう、言葉って本当に変わるんだなって思いましたね。
ですよね。そう思いながら見ましたよね。私もそうでした。その中で私は毎年見る度に、今年のクイーンのスピーチ、キーワードはコレ!って見てて。
2017年のキーワードは「home」だったなと思ったんですけど。
そう。まあ「home」っていう単語が印象的に何度も出てくる。
でしょ。その中でも、やっぱり色々ありましたからね。マンチェスターのコンサートでの襲撃。襲撃というか、攻撃ですかね。ありましたし。その時に犠牲になったけれども命は取り留めた人たちの病院へ訪問されたんですけれども、女王。その時のことをprivilegeとおっしゃってた。
それは繰り返されていて、とってもこの「home」というテーマに通じるなって思いましたね。通常、ああいう場というのは身内の人とか、よほど近しい友人。まあ友人というか家族、血縁がいない人もいますからね。そういう場合にfamily and friendsとかって言うんでしょうけど。そういう立場でもない、言ってみれば非常に遠い存在である王室の私が許されてっていうような、声をかけることを許されてっていう想いがね、そこにすごく隠されているのかなと思って。
感じましたね、その時は。すごく話しかけられていて。それと同時にhomeを使った言い回しでthe pull of homeっておっしゃってて。
はな:うん。[/speech_bubble]
”There is a timeless simplicity to the pull of home.”
これが使えるなっていうのはもちろんあるんですけど、この引っ張るhomeというものの意味。
何って考えると、やっぱり日本語で簡単に言うと「郷愁」とかですかね。国に帰りたいなって思ったり、故郷に帰りたいなとか、恋しいなって思う、ってすごく強くてっていう話だと思うんですよね。
それはhomeっていうのはいわゆる家、建物としての意味合いを超えて、hometownだったりcityだったりするって言う風におっしゃっていて。
そうですよね。本当にね、homeって独特、特別な意味があるなって思って。特に昨年のスピーチに関してはすごく。いつもね、当然クリスマススピーチですからhomeの話はどこかに必ず出るんだけれども、意識的に使っていると言う感じではないですよね。お茶の間でっていう時にもhomeだし、そういう感じではなくて意識的にhomeっていう言葉を取り上げていらっしゃるなって感じはしました。
それでね、60年前の、だから1957年ですか。が、初めてスピーチをテレビ放送したっていう年らしくて。ちょっとこれ、時間になってしまったので、続きは来週。
今週も英語のお時間がやってまいりました。”Your life in five minutes.”
今週はですね、今月の4週目ということで最終回。先週、先々週、そしてその前の週に引き続きマリアナ・ハラジ・アスメニアンさん。私のお友達であり、通訳者の仲間、そして先生でもあるマリアナさんにお越しいただいています。
“Your Life in Five Minutes”は有料コンテンツとなります。
有料コンテンツは現在準備中ですのでしばらくお待ちください。
この番組ではみなさんからの英語の勉強に関するご相談やご質問を受け付けています。番組内でお答えしていきますのでお気軽にどしどしお寄せください。
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2018年のクリスマスに行われたライブ中継動画は、『ロンドン発英語よもやま話』Facebookグループ にて公開しています。
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