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【読むポッドキャスト】017.日系の会社と英系の会社との違い

こんにちは。イギリス在住会議通訳者の平松里英(rielondon)です。

「日本人の英語を変える!ポッドキャスト」

017.日系の会社と英系の会社との違い

音源はこちらから無料で聴けます。

 

今回はクリスマススペシャルということで自宅からお届けしています。

録音している部屋は暖炉がありまして、とても暖かいんですけど。
そこにうちの夫のリチャードと、帰省している息子がいます。

息子のアーロンが初めて登場ということで、この3人でお届けしていきたいと思います。

今日系の会社で勤め始めてから5〜6ヶ月の息子。完全英系の会社にもいました。

本人によると、イギリスの大学を卒業してから、イギリスの会社で2年ぐらい勤めて、そのあと今の日系の会社に勤めているそうです。

 

夫のリチャードは日系の会社で働いたことはなく、ずっと陸軍で働き続けてきたのでヨーロッパ系の会社でも働いたことがないそうです。

「ヨーロッパ系の会社」には英系の会社も含まれている、とのこと。

 

息子が日系の会社とイギリスの会社で働いて気づいたのはビジネスのスピードやEメールの書き方の違いだそうです。

 

自分のナチュラルなスピードは日本寄り?イギリス寄り?という問いには、日本を出たのが12才で、高校・大学とイギリスだったため、営業の仕方やプロセスはヨーロッパの方になっているとのこと。

 

ヨーロッパはスピードが重視で、例を挙げるとシリコンバレーなどのtech hubはMVPという方式がある、とアーロン。

MVPというのはMinimal Viable Productといって、できるだけどれ抱く早く製品を提供できるかということ。

なにもかもスピードが重視でEメールでもできるだけconciseで、できるだけ短く書いて、ポイントは含めつつどれだけ短く書けるのかが大切。

日本の会社の人たちとやり取りしているとメールの行がすごく長く、1つのことを決めるのに何百人と関わって何百行とメールが書いてある。

一つの小さい方針を決めるだけでもそうなる、これからは変わるかもしれないけれど…とのこと。

 

言語の世界に身を置いていると話題に出るのが「日本語はトピック重視だ」ということ。

かつ、日本語の構造が主語から述語までが結構長かったりするので、「頭が重」いという言い方をします。

動詞が最後にくるので、最後まで聞かないとわからない。

英語だったら最初の2つくらいで内容がわかるけれど、日本語では長くなってしまう。それが考え方にも影響されているのでは。

 

主語と同士が最初に出るので「戦争をやったら英語の方が強い」と聞いたことがあるけれど。「誰が何をしろ」というのが最初に出るけど、日本語はなかなかそうではない。

「前進」と言ったとしても、元々は中国語の順番ですよね。中国語も日本語に比べたら動詞

が前にあるので直接的。

 

ヨーロッパの他の言語はどうかと夫に尋ねたところ、言語の種類によるがドイツ語は動詞が最後にくることもあるのでちょっと違うということでした。

命令形などは短くて音の聞き間違いなく反応が早いほどいい、ということですよね。

 

言語は仕事の仕方にもすごく反映されていて、ヨーロッパやアメリカと日本は考え方が違っていて、日本は技術的には進んでいるけどスピードではない、粗く仕事をしない国だと思うとアーロン。

日本でMVPの話は彼の知る限り聞かないけれど、イギリスやアメリカだったら、完成していない商品を提供するというアイディアがあるのでそういうところで考え方が違うのでは、とのこと。

それには言語が反映されていて、例えば日本語であれば背景から何から説明しなければいけないけど、イギリス・ヨーロッパ・アメリカであればEメールにどれだけ短く書いてどれだけ早く返せるかを重視しているので、そういう意味でビジネスの仕方などが違うのではないかと、自分の経験から思ったそうです。

 

同じプロジェクトにずっと関わっている人であればコンテキストがわかっているので、背景をいちいち説明しなくてもわかるけれど、そうじゃない人にも背景説明なく入れるかというと、背景によるが大体は直でポイントだけのことを聞いていいという感じがよくあるそうです。そして、それが何の話かわからなくても質問だけに対して答えるそうです。

人によるがヨーロッパの人は大体、そんなに大切な背景であれば教えてもらえると思っているので、そこを説明していないということはそんなに大切ではないのではないかと自分で判断するのだそうです。

なので質問されたことだけを答えるし、それを変だとは思わない、とのこと。

 

日本語の場合は、どこ・誰・YES・NO全部ひっくるめてホリスティックに答えてしまうことがある。ある質問に対して日本人は直で絶対的に答えたいが、イギリスの人は「もしこれだったらこれで、もしこれだったらこれ」という答え方をする、とのこと。

イギリスやヨーロッパの人は答え方に対して考えてくれる、日本人は全部フィードしてもらってからじゃないと答えられない、という傾向があるようです。

最終的に出てくる答えはすごく短いが、イギリスでは答えるときにそれなりにいろいろなことを説明してくれるのだそうです。

なのでイギリスのやり方で日本人に回答すると、背景が欲しいし、その情報がいらなかったとしても何もかも説明して欲しいと言われる、とのこと。

 

このお話は次のエピソードに続きます!

 

次のエピソードは土曜日に配信されます。

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