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【読むポッドキャスト】019.バイリンガルとセミリンガルについて

こんにちは。イギリス在住会議通訳者の平松里英(rielondon)です。

「日本人の英語を変える!ポッドキャスト」

019.バイリンガルとセミリンガルについて

音源はこちらから無料で聴けます。

今回のテーマはバイリンガルとセミリンガルについてです。

 

まず、バイリンガルとセミリンガルの違いから。

 

セミリンガルという言葉自体造語かもしれないんですけど、現地だとお母さん仲間とかが「セミリンガル」という言葉を普通に使います。

 

「バイリンガル」は2つ母語がある。

お母さんが話さない現地語と、家庭の言葉と200%…なんてないんですけど、発想としては200%話せるっていう感じ。

1言語100%、もう一言語100%、足して200%みたいな。

 

仮に100と100で200%である定義が成立するとすると、セミリンガルはどれも100%じゃない。

日本語も完璧じゃないし、英語もブロークンだし。

 

現地のお母さんたちの悩みっていうのが、子供たちをバイリンガルにしたいんだけど、セミリンガルになってしまうということが結構あるということなんです。

 

どうしてバイリンガルにさせたいのかというと、帰国した時に「あの子日本語変だよね」と言われるのが嫌というのがたぶんあるし、お母さん自身が日本人なので、というのもあります。日本人のお母さんはそんなにこだわらない気がします。私のこれまでの経験ではお母さんの方がこだわるんですよね。

 

イギリスが長く現地校に行っていれば日本語がどうしてもお堕落になるので日本語の補習校に週末頑張って行ったり、家庭の方でも頑張って日本語で話したりする人も沢山いるし、そうではなくて諦めている、というと言葉は悪いですが、「うちは英語」みたいな人もいるし。

 

この逆パターンで、イギリス人が海外に行っていて、英語がセミリンガル、というのはあるかというと、個人差によりますがあります。

その子がどの時期にその国にいたか、というのも大きいので、そういったところも含めての個人差。

 

英語が100%でなくてもイギリスは受け入れてくれやすい国なのかというと、日本に比べればそうだと思います。

 

英語がちゃんとしているかどうかは大事ではあります。GCSEやそのあとのAレベルなどでEnglishという、文学など英語力を練る科目があります。

そこまでいっていると、大学でもEnglishやEnglish lteratureを取った方が、言葉を扱えるという面でいいんです。 ですが、みんながみんなEnglishを取るわけではありません。

 

背景を説明すると、日本では中学高校で取る科目が多いんです。専修科目とかも5科目とか。5科目だけでもないし、その5科目の中にも化学や物理、理科I・理科Ⅱなど分かれていますよね。しかしイギリスでは理科I・理科Ⅱなどなく、scienceを取るか取らないかだったり。

学校にもよりますが、高校でも週に取れる科目が限られているんです。私も少ないなと思いました。

みんなが歴史を取るわけではなく、歴史をやっていない子もいる。

大学で突然取るということもなく、持ち上がりで、中身の成績を見てそっちに進むとかです。

全体的に大学に成績が行くものいえばEnglish, math, scienceかな。なのでこれはGCSEで絶対取るんですが、それ以外は結構選択だったりとかするので、中に歴史が入っていなかったり。

うちの息子は取ってないですよ。娘は取りましたけど。

 

日本だと公立か私立かの2つジャンルがあるだけですが、イギリスはもっと分かれて選択肢が多いんです。そして自治体が多く、何を教えるかとか、どういう中身にするかとか、自治権があるというか、中央からのトップダウンという感じじゃないんですよね。

だから引っ越したりすると大変なんですよ。転校すると単位などの読み替えが大変。

 

フォームという言い方をするのですが、1フォームで2年なんです。2年の中でいつやってもいいのだけれど「これだけのエレメントをやりましょうね」という感じなので、そうすると1年目で今いる学校でやったものが、次の引っ越し先と被っちゃうと2年のフォームで終わらなきゃいけないものが終わらない。そういうこととかがあります。

 

イギリスにもセミリンガルはいっぱいいます。

留学生とかもいますよ。英語頑張ったのは素晴らしいんだけど、日本語がちょっと変になっちゃう人。

アメリカ帰りもみんなそんな感じがしますね、と美紀子さん。

 

セミリンガルという言葉が専門書に出てくるかというと困るんですけど、「バイリンガリズム」っていう言葉はあって、通訳の世界とかでも出てくるんですよ。

 

いわゆるバイリンガルの人が通訳者になりたいというときに、世界的な協会があるんですけど、そこに応募してきたりしてもなかなか受からないんですよ。

外国語として学んだ人の方がレベルが高かったりするんですよ。

それがいわゆるネイティブとは限らないんですよ。ここが難しいところですよね。

レベルって純粋に感覚的にわかる・わからない、だけじゃないところがあるので。

 

客観的に分析しながら外国語として文法などをとことんやった人と感覚的にやった人だと辛い時があって。

 

会議通訳だとA言語・B言語・C言語っていう言語のランク付けがあってのがあるんですが、両方とも母語なのに両方ともCっていうのがあることもあるんです。

Cっていうのは受動的な言語と言われてて、聞くぶんには100%わかるけど同じようには話せないということ。日本で英語学習している人に多いパターンですね。

話せないけどと聞くぶんにはわかる、話す量よりも聞いてわかる量が多いって普通のことなんですよ。

 

私もそうですよ。私は1日中通訳していると、英語で誰かが発言した時に日本語で発言する、またはその逆という回路に頭がなっているので、どっちかに結び変えることがすぐにできないんです。

 

例えば家では旦那から英語で話しかけられて日本語で返してしまうこともあります。

旦那はI didn’t understand!とか言ってますけどね。

わかろうとしてない。犬の方がわかる。犬って雰囲気で見てますよね。

だいぶ日本語で慣れてきた言葉もあるんですよ。形容詞で。

「くさい」とか。私よく臭いって言うみたいなんですよ。「なんか臭う、臭い」それは真っ先に覚えましたね。

 

バイリンガルとセミリンガルはやりたい領域について、学びたいものから学ぶ。職業として使えるくらいのレベルに、気が付いた時からなればいい、と美紀子さん。

 

その線で行くと「何を題材にして練習すればいいですか?」とよく聞かれるんですけど、自分が興味のある分野が一番だと思うんですよ。

そうでないと続かないし、使っている自分が想定できない。

例えば専門書とか読んだ時しんどいけど背景知識も関心もあるから読み進められそうじゃないですか。

なので自分の専門分野や関心がある分野をやっていくのがいいんじゃないかと。

また、それだったら使う場もあるでしょう。

 

自分の関係ない領域の語彙なども知っているので通訳者は尊敬する、と美紀子さん。それで諦めてしまった学生時代があるそうです。

中国語で「アスファルト」を知らず、中国語の同時通訳者のテキストを見たらそういう語彙ばかり並んでいて「私無理。関心持てない」と思ったそうです。

全然知らない語彙なども興味を持って覚えていかなければいけない職業、と思った時心が折れてしまった、とのこと。

 

今日はこの分野、明日はこの分野、ということがあり、できるだけ詰め込んでいきますが、詰め込むと言っても限界があります。400、500〜1000以上用語集を作ったとしても、そんなのヤギさんじゃないんだからムシャムシャ食べたって…!

 

1つの言語をやるのはすごく時間がかかるし、そのプラスα同じぐらいの量をやると考えたら心折れるので、通訳ではない方々はその領域をやるところから始めるのをお勧めします。

少々難しくても関心があるとか、逆に易しいかもしれないしね。

 

イギリス現地からお届け!Colloquial Englishのコーナー

 

今回は特にイギリスに限った表現ではないんですが

Don’t defecate where you eat です。

 

Defecateっていうのは医学用語なんですけど「うんちをする」って意味です。

「排便する」です。

 

Where you eat は「自分が食べるところ」

 

直訳すると「自分が食べるところで排便してはいけない」

 

意訳では「職場恋愛ってご法度なんだよ」という意味です。

 

最初聞いたときはよくわからなかったです。

日本語も慣用句ってあって、そこが言葉の面白さだと思うんですよね。

 

でも日本人にこの発想はないですよね。

 

どうしてこの言葉がその発想になるのかって家で話し合ったり友達に聞いたりしたんですけど、ある人が言うには犬などペットは自分が餌を食べる場所って汚さないので、自分が食べるところを汚すのってよくない、という。

食べるところ、餌をもらうところの職場は汚しちゃいけないんだよ、的な。

 

なんでそこからこれになるの?と私も思いましたが、もうそういうものみたいです。

「職場恋愛ってうまくいかないっていうじゃない?」みたいなものだそうです。

職場恋愛はダメっていうのは各国共通のようですね。

絶対職場やチームで恋愛しないという主義の人もいるじゃないですか。

 

喧嘩すると職場の雰囲気も微妙だし、仕事に響くじゃないですか。

めんどくさいですよね。結婚してて離婚して名前変わったとか。

そういうめんどくさい感とかもひっくるめている気がする。

 

使い方は、職場恋愛している人に対して言う。言えればいいですけど、噂話とか。

「〜さんと〜さんが付き合ってる。だから職場恋愛ってダメなのよ!」とか言う時 you don’t defecate where you eat とか。

 

Defecateで言わないで s h i t で言う人もいるかもしれないんだけど「職場恋愛ってうまくいかないんだよな!」っていうときに don’t shit where you eat とか言うかもしれないです。

 

これを表現で意味して言ったら「なんでそんな英語知ってんの?普通知らないのに」ってなりますよ!

 

 

次のエピソードは土曜日に配信されます。

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