こんにちは。イギリス在住会議通訳者 の平松里英( rielondon )です。
今週は、色々な英語圏で生活する日本人の方をお招きして、その国の様子や独特の英語の言い回しなどのお話をうかがっていきます。
今回はトリニダード トバゴにお住いの、のとうみさとさんにお話をうかがいます。
トリニダード トバゴとはどんな国なのか、そしてなぜそこに住まわれているのか、わくわくするようなお話が盛りだくさんです。
そして、この国でとてもよく使われる「lime」という言い回しについて、その由来も含めてとても興味深いお話を、ぜひお聴きください!
この番組ではイギリスやアメリカの英語表現や現地での様子についてご紹介いたします。 また、英語の勉強に関するご質問やご相談を受け付けています。 Webサイトのお問い合わせページ (https://www.rie.london/contact )からどうぞ!
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番組をお聴きの皆さん、お元気でしょうか?今週は色々な英語圏の国にお住まいで頑張っていらっしゃる日本人の方に特別ゲストとして登場していただいて、その国の様子や独特の言い回しなどについてもお話しを伺っていきます。
名付けて『Youは何しにその国へ?』企画です!
記念すべき第1回、今回はトリニダード・トバゴにお住いの、のとうみさとさんにお越しいただいています。こんにちは〜!
早速お話を伺って参りましょう。
みさとさん、トリニダード・トバゴというとね、馴染みのない方も沢山いらっしゃるかと思いますので、まずそのトリニダード・トバゴについて、国について少し教えていただけますか?
はい。トリニダード・トバゴはカリブ海にある国です。1番近い国はベネズエラです。
ミスユニバースとかってベネズエラから候補者が来ること多くないですか?
それでどうしたんだって感じ。すいません。でもそのお隣の国というか。島だから離れているんだけれども、でもスペイン語圏じゃないんですね?
ぐらいで、日本でいうと千葉県とほぼ同じくらいの面積だそうです。
国の大きさが千葉県と同じくらいなので小さい方かなとは。
なるほどね。でも島の端っこから走り出したら、10分ぐらい経ったら端っこまで着いてしまった、みたいな規模ではないですよね?
端から端くらいまでだったら2時間くらいかなとは思います。
人口とかはどんな感じなんですか?人いっぱいいますか?
人口は約130万人くらいだそうで。日本でいうと、私青森県出身なんですけど、青森県の人口とほぼ同じくらいだそうです。
多分そうですよね。広いですもんね。でも雰囲気的にはそのぐらいの混み具合ってことですね。
なるほど。
そもそもなんですけれど、みさとさんがトリニダード・トバゴへ行った理由。何をしに行かれたんですか?そのあたりのお話を伺えればと思います。教えてください。
私がトリニダードに来た理由は国際結婚です。大学生の時にイギリスに留学していたんですけれども、イギリスの大学で知り合ったトリニダード・トバゴ人の方と仲良くなってお付き合いをすることになって。で、何かの巡り合わせと言えばいいんでしょうか。留学が終わってからもずっと交際が続いて。
縁があって。交際が続いて、こちらの方に来ようかということになりました。
へ〜!そういうことだったんですね。すごく縁がある方とイギリスに留学中にお会いになったと。
その方は当然イギリスにいらしていて、今のハズバンドになられる方とイギリス留学中にお会いになったっていうことですよね?
留学後は、私イギリスにいたのはたった1年で、夫の方も1年ってことで来てて。私は日本の大学を休学してイギリスの大学に行っていたので、日本に帰って自分の大学に戻って勉強を続けて。夫の方は自分の大学のプログラムが終わって自分の国に帰って仕事を始めて。その間私は日本で大学を卒業してから地元に帰って3年間働いて、それからトリニダードの方に引っ越しました。
なるほどね。でもその3年間っていうのは遠距離恋愛だったわけですよね?
そうです。大学に戻ってからなので5年間遠距離恋愛しました。
5年間ってさらっとおっしゃいましたけど、結構長くないですか?
結構長いですね。やっぱり5年間の間に会える時間っていうのもかなり限られていたので。例えば学生時代だったら2週間とか2週間半とか休みを取ってトリニダードまで会いに行ったりっていうこともしていたんですけども、やっぱり働いてからってなるとなかなか2週間なんて休みが取れないので。1週間半とかそれくらいの期間でどこかトリニダードと日本と中間地点、アメリカとかで落ち合って1週間半くらい一緒に過ごして、またそれぞれの国に帰ってっていうのを1年に2回ずつやって。
へ〜!七夕様みたいですね。
1年に2回。まあそうなりますよね。で、どちらかの国には行かないで要はその間に集まってたってことなんですもんね?
へ〜、想像を絶する。
っていうのは、間っていってもどのぐらいの場所になるんですか?例えば。
間っていってもやっぱりアメリカになってしまって。1番2人にとってフェアな距離っていうのがサンフランシスコだったんです。
へ〜!そっか。もう大西洋では当然ないわけだから、大西洋をまたいで日本とトリニダードと線で引くとちょうど間ぐらいになるのがサンフランシスコになるわけですね?
それサンフランシスコまででも12時間くらいかかるんじゃないですか?日本から。10時間以上かかるでしょ?
私がトリニダードに行ってしまうと、時差が13時間遅れになるので、トリニダードに行ってしまうと帰って来た時に日本の生活に慣れるまでに時間がかかる。
でもあれですよね?カリフォルニアって日本よりさらに時差がありますよね?17時間とか離れてますよね?
なので逆に7〜8時間足すような感じになるのかな?日本時間より。日付は変わるので1日儲かる感じですよね?
16時間引くというよりは、計算としては差分足した方が時間的には簡単ですもんね。8時間足した方が簡単ですもんね。なるほどね。すごいな〜。それでトリニダード・トバゴに移住されて今何年ぐらいになるんですか?
お〜!2年半。まあだいぶ慣れて、ここでなんとかやっていけそうかな〜?という、そういう感覚になるぐらいですかね?その時期っていうと。
やっとトリニダードが自分の家だって思えるようになってきたかと思います。
なるほどね。ちょっと色々と伺っていきたいんですけれどもね。この辺りで、トリニダード・トバゴならではの言い回しみたいな、そういう表現ってあるんですか?
表現は沢山あります。私も最初こちらに来た時に、1番最初は旅行で2週間くらい遊びに来たんですけれども。今の夫と夫の家族が言ってること以外は言われても理解するまで時間がかかったりとか。人によっては何を言われても全くわからないとかっていう状況もあったりしたので、結構言い回しとかはたくさんあるんですけれども。
今日ご紹介したいのが”liming”っていう表現です。
”liming”っていうのはLの方ですか?lemonとlimeのライムのことなんですか?
イギリスとかアメリカの英語だったらhang outとかchill outとかっていう表現と同じになるんですけれども、友達と一緒にどこかに出かけるとか、ちょっと飲みに行くとか、あとは人のうちにお邪魔して一緒にお喋りする、お茶を飲むとか、そういう表現をこちらではlimeとかlimingとかっていう風に言ってます。
へ〜!これ具体的には文の中に入れるとどうなるんですか?
例えば「私今里英さんと一緒にlimeしてますよ、一緒に遊んでますよ」っていう時には”I’m liming with Rie”みたいな感じで使ったりとか。
あとは名詞のように使うときは”There will be a lime by Rie”とかそういう感じで。
ちょうど「get togetherがあるよ」とか「イベントがあるよ」みたいな、その名詞にこのlimeっていうのを名詞として入れ替えればいいんですね?
なるほどね。love your limeとか言うわけですね?
おもしろい!じゃあ、hanging aroundって言うときはliming aroundとか言えるんですか?
それは言えない?I’m limingとは言わない?言わないのかな?
「ぶらぶらしてる」って言うときも”liming”って。
こっちに来て私もまだ勉強中ではあるんですけど、limingの規模っていうのはかなり広い。例えば自分の家のベランダで1人でジュース飲みながら…
はい、chill outとかでもlimingって言ってもいいですし。例えば友達の家で何十人単位で人が集まってガヤガヤパーティーする時もlimingって言ったりするんですよ。
”liming”の由来なんですけれども、これはトリニダードの中でも諸説あるみたいでして、私が聞いたことがあるのは、昔々人が外に出るって時に、トリニダードは熱帯気候で結構蚊が多いんですけれども。外に出て蚊に刺されないようにっていうことで蚊除けのスプレーの代わりにライムを絞って体に塗って出かけたっていうことがあったらしくて、それから外に出て友達と遊ぶとかパーティーに行くっていう時にライムって言われるようになったっていう話を聞いたことがあります。
へ〜おもしろいですね〜!
ちょっとまた色々と伺っていきたいと思いますけれども。みさとさんには次回ご登場いただきます。
今週時間の関係でここまでになってしまうんですけれども。せっかくですのでトリニダーディアン、トリニっていうんですか?せっかくですのでTrini expressionでお別れしましょう!
Laters!
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