こんにちは。イギリス在住会議通訳者 の平松里英( rielondon )です。
イギリス定番の料理、フィッシュアンドチップスの話からジャガイモを揚げた食べ物の話へ。
「チップス」というとジャガイモを薄切りにして揚げたものを連想しますが、イギリスでは形も厚さもだいぶ違います。
とっても美味しそうで今すぐ食べたくなる!今回のエピソードもぜひお楽しみください。
この番組ではイギリスやアメリカの英語表現や現地での様子についてご紹介いたします。
また、英語の勉強に関するご質問やご相談を受け付けています。
Webサイトのお問い合わせページ(https://www.rie.london/contact )からどうぞ!
https://www.rie.london/wp-content/uploads/2018/03/rie006.mp3
今週もお時間がやってまいりました。イギリスからお届けしております、通訳者の平松里英です。レギュラーゲストのはなさんで〜す。
先週はイースターのお話で。Pancake Dayの話なんかしましたけども。その時に断食の話が出たじゃないですか。
断食って言うとね、イギリスもキリスト教国家ですから、金曜日って断食日だったらしいんですよ昔。今はもう断食する人は、私は聞いたことがないんだけど。いるかもしれないんだけども。「お肉を食べてはいけない日」みたいに読み替えられて、お肉がダメなら魚の日って言うんでFish for Fridayみたいな。それでFish and Chipsみたいなね。だから金曜日は伝統的にお魚を食べる日、みたいな。
そうそう…そんな風にしてる人とかご家庭もあるみたいなんですけど。はなさんは以前イギリスにお住まいだったじゃないですか。
前勤めてた会社の近くに、家族経営のFish and Chipsのお店みたいなのがあってですね、そこ行くとFish and Chips作って、新聞紙みたいなのに包んで渡してくれてて。それが揚げたてでめっちゃおいしかったですよ。
そう、あの新聞紙ね。私もそういうイメージがあって、なんか新聞紙に包んでいると焼き芋みたいっていうか。一緒になんないな。焼き芋とFish and Chips一緒になんないですけど、懐かしい感じがして、香りっていうのかな、一緒に良かったんだけど。あれは、新聞紙はね、やっぱりダメになっちゃったんだけど。
印刷のインクが、やっぱりちょっと問題で。なくなったんですけど。でも再生紙みたいなの、ああいうのに入ってたりとか。器は変わったとしても。そこにMalt vinegarとかをかける感じですか。
Vinegarをかけて食べるってやり方、私今までアメリカではやってない食べ方だったんですね。
うん。だから「へ〜」と思って。塩分控えめにする良い方法かなと思って。それで揚げたてってやっぱりすごいおいしいんですよね。
お魚とかも、あれはタラなのかな?何の魚使ってるのかな?
あのね、いくつもあるんだけど、お魚は。一番ポピュラーなのはタラみたいですね。みんな白身魚なんだけど、Plaiceとか色々あるんですよ、お魚自体は。
ふ〜ん、そうですか。ポテトとかも、私アメリカにいる時は細切りのマクドナルドみたいなFrench fryと俗に言われるやつね。好きだったんですけど、イギリスでFish and Chips食べ始めてから、あれは何て言うんですかね?あんな細切りじゃないじゃないですかFrench friesみたいな。もっとこう、厚切りの、短冊切りみたいなやつじゃない?
そうですそうです。ちょうど本当にこう、指ぐらいありますよね。そのぐらいある感じですよね。
そう。だからすごい大好きになったんですけど、でもChipsって呼び方だけはね、違和感が残ってですね。なんかChipsってポテトチップスじゃねみたいな、薄切りの印象がすごい強かったので。
うんうん…。私も最初いわゆるポテチ、ポテチってね、日本からイギリスに渡ってきたばっかりの時とかは、どちらかというとChipsと聞けばそっちですよね。お菓子の。
そうそう。いずれにしても薄くなきゃいけないような気がしてたんですよ。
うんうん…。そうですよね。なんかこう薄切りのものを揚げてあって、いわゆる袋を開けたらあるのはそこにChipsって言われたらそうだと思うんですけどね。でもイギリスだとChipsっていったら本当にジャガイモがドンって揚げてあるやつですよね。でも、そのマック、マクドって言ったらいいのかな?マックで出てくるような細切りのタイプはChipsって言わないと思うんですよね。
言う人はいるかもしれないけども、厳密にはChipsって言わずにやっぱりFrench fryって言ってると思いますね、ああいうのは。
うんうん…なんか違う気がします。別のものって気がします。あと、ああいうところのFrench fryって、1回粉にしてあるものでしょ?
そうですよね。で、Chipsって基本はジャガイモから揚げてる。まあ厳密にいうとそうじゃなかったりするんだけどね。冷凍から出してきてるものだったらもうジャガイモじゃないじゃないですか。そういう形にしてるけれども、ああいう本当に拍子木のようなサイズ・形になってて、そういう風にして形成してあるだけで、実は全然出来合いのものだったりするんだけれども。そうじゃなくてちゃんとしたFish and Chips屋さんに行けば、やっぱりジャガイモを切るっていうかジャガイモを削ったみたいな、厳密にいうと。で、Chipsっていうんじゃないかなって思うんだけど。
でも削ったっていってもかつお節みたいな削り方じゃないでしょ?
じゃないですね、そうですね。なんと言ったらいいのかな?掌にジャガイモを持って、包丁じゃないナイフ、だからこう、刃渡っていうのが長さでしたっけ?
そうですよね。刃の幅が狭いナイフって結構ありますよね?ああいうので削るみたいにして切るっていうのかな?掌で。鉛筆とか削るみたいっていうのかな。
これ勝手ですよ。私勝手にイメージしてるんですけど、そんな感じで割とああいう直線じゃなくて、反っている拍子木の状態のジャガイモが出てきませんか?Fish and Chips屋さん行くと。
あれ薄くなっちゃいますよね?なのでナイフで削ってる気がしますね。
うん、ついてないと思います。剥いてあると思います。で、そこに塩と、Salt and Vinegarとよく言いますけど、組み合わせとしては塩をちょっと振って、お酢。お酢もMalt Vinegarなんで、日本のリンゴ酢とか米酢なんかよりは全然酸味が優しいですよね。
あれかけてますね。でもあんなのかけたらね、液体だからぐしょぐしょになっちゃうじゃん!って思って私。
ですよね?ぐんにゃりしたのを食べなきゃいけない気がして。私もちょっと最初は…
そうそう。よくわかんなかったんだけど。そうですね、それはありますよね。
そうですか。アメリカの人だと、ポテトっていうとケチャップが定番ですよね。
うわ!つけてる人、子供はいる。子供はやってる子いますけど。
ケチャップはね、そう。でも置いてある。Fish and Chips屋さんに行くと置いてありますけど。でもなんか基本は違う。もしそれ系をかけるんだったらマヨネーズ。
でもね、マヨネーズはちょっとヨーロッパの影響だから。フランスとかはフレンチフライってマヨネーズで食べるじゃないですか。
ケチャップじゃない。アメリカ人なんだって、ケチャップを合わせるのは。
へ〜もうケチャップついてくるのは定番だと思ってました。
ですよね。かつ、オムレツもケチャップかけるじゃないですか、日本なんか普通に。私オムレツに、自分で焼いたオムレツよ、家で、それにケチャップかけたら「イヤ〜」っていう顔されますもん。
「え!?卵にケチャップ合わせてる」って感じ。夫に言われますよ。
それはCrimeだって言われる。犯罪だとか言われる。
そうそう…「じゃあ何かけんの?」って言ったら「塩胡椒でいいじゃん」って。
そうですよね。だってオムライスなんていったらケチャップオンパレードですよね。
おいしいですよね。だからね、いないときを見計らって食べる。見るとね、なんか言いたそうな顔してるから。まあ一言いいたいんだからいいんだけど、別に。そんなですよ。Chipsはそんな感じ。
じゃあお店にポテトチップスって売ってないんですか?
売ってます売ってます。普通にもうこんなに、社会問題になるくらい。いわゆるポテトチップスですよね。あのカリカリの。あれもいっぱい売ってて、あれはCrispsって言うんです。
うん、Crispsって言いづらそう。それってポテトだけ?それともトルティーヤチップスとかもTortilla Crispsになるの?
あ、トルティーヤチップスってTortilla Chipsって言ってたきがするな。
うん、Tortilla Crispsとはいちいち言わなかった気がする。いわゆるポテトチップス、ポテチのことをCrispsって言ってて、日本の普通のポテチの袋よりもちっちゃい袋で売ってるじゃないですか。あれがやっぱりみんな食べるんで、ちょっとお腹空いたとか小腹が空いたなっていうとこう、みんなそこに手が伸びるけど、実はあまり良くないですよね。カロリーは高いし。栄養バランスが取れてるわけでもないからっていって問題になって、揚げたんじゃなくってローストしたポテトチップスが出てきたりとか。
あ、それってこっちでBaked Chipsっていったかな。
あんまりですか?あれ、ものによっては全然、よく「食べ始めると止まらないよ」っていってる長〜いやつあるじゃないですか、あれが袋に入ってるだけじゃないの?みたいな感じもして。確かにあっちのほうがカロリーは低いらしいので。
健康のためにって食べたことありますけど、でもなんかその「やめられない止まらない」があんまりないから、だから買わなくなっちゃった。
あの「やめられない止まらない」のね、日本のやつ。あっちのほうが全然いい気がするんだけどね。健康的には。そう思いますけどね。Crispsは結構種類がありますね。ギザギザのやつもあれば、いろんな味のものがあって、Tortilla Crispsも売ってるし、ちょっとこう、サルサソースにかけたり、サワークリームのソース。Dipですよね。こっちだと結構Hummus、ひよこ豆を潰したDip。あれとTortilla Crispsなんかが結構相性がいい。
Tortilla CrispsにHummusつけるんですか?
Hummusは売ってるけれども、クラッカーとか薄切りのプレッツェルとか、そういうのにつけて食べてますよみんな。
プレッツェルってあるじゃないですか。日本のプリッツみたいな。
あの8の時になってるやつ。アメリカだとちっちゃいの売ってるんですよね?
ドイツもあったかな?基本アメリカですよね?あの塩味のやつ。
うんうん、あ、そうなんですか?基本アメリカなんですか?
そうそう…ドイツとか行くとパンみたいなBrezelって。あるじゃないですか。
ですよね。あれがちっちゃくなって普通に、言ってみればなんだろう?日本のプレッツェルって長いけど、あれがグルグルっと「の」の時になってるやつですよね?
そうそう。一時アメリカで、アメリカってサンドイッチの付け合わせみたいな感じでみんなポテトチップスとか食べるんですけれども、ポテトチップスだと太るからプレッツェルを代わりに食べようみたいな運動が流行ってた時期があって。プレッツェルなら揚げてないしローカロリー、カロリー低いからいいよみたいな。流行ってた時期もあるんです。最近はあんまり聞かないけど。
確かにこっちも何かバーガーにつくというとFrench Fryですよ。
さすがにチップスじゃないな。チップスついてるときもあるけどバーガーにチップスドンってついてもね。
サンドイッチにもついてますよ。ついてるときもあるし。ほら、サンドイッチがいろいろじゃないですか。パンがいろいろだし。
そうそう、よくSubwayみたいなサンドイッチ食べるとその付け合わせみたいなのにみんなポテトチップスかトルティーヤチップスっていう。あとチートスとかあるじゃないですか。
多分それはそんな感じだと思います。そういったアメリカンなテイストの入ったお店とかあるんで。そういったバーガー屋さん。手作りのバーガー屋さんとか、ありますよね?そういうとこ行っても、セットっていう感じで必ずついてくる感じはあるかな。
セットにしませんか?みたいな。ドリンクとポテトチップスセットでありますよね。
なってますよね。そうですね。そっか、じゃあアメリカに行ってCrispsとか言ったら「なんやそれ?」って感じですか?
うん、イギリス英語だなって思われると思いますねたぶん。
でもChipsっていうと必ずポテトチップスが出てくるってことですよね?「Chips食べた〜い」って言ったら。
でもトルティーヤチップスもあるから。選んでみたいな感じで、ポテトチップスとトルティーヤチップスと、あとサンチップスとかそういうの。
ジャガイモの揚げたのは出てこないってことですよね?
それは出てこないですね。そのときはFrench Friesって言わないと出てこないと思います。
いけないですよね。なるほどね。芋料理は芋料理で奥が深いですけどね。
他にも幾つかありますからね。またそんな話もする機会があったら。あるかと思いますが。
今週はこの辺で。また来週今度は違う食材の話を伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。
この番組ではみなさんからの英語の勉強に関するご相談や質問を受け付けています。番組内でお答えしていきますのでお気軽にどしどしお寄せください。
Rie London Official Siteのお問い合わせページの問い合わせフォームをご利用いただき、件名に「Podcastの質問」と入力し、コメント欄にご相談内容を記入してください。ご希望のペンネーム、匿名希望の方はその旨を記載してください。ウェブサイトはwww.rie.londonです。ご連絡をお待ちしています。
Podcast: Play in new window | Download
Subscribe: Apple Podcasts | | More
関連