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NASA 39光年の彼方に地球に似た惑星を発見!

こんにちは。イギリス在住会議通訳者の平松里英(rielondon)です。

太陽系外惑星

こんにちは。ロンドン在住通訳者の平松里英(rielondon)です。

22日、NASA(アメリカ航空宇宙局)で39光年先の彼方に地球に似た惑星を7つ発見!というニュース。大変興奮しました!

私、じつは星や宇宙が大好きなのです。小さい頃から大好きで、何がきっかけだったというと、それは幼稚園で行ったプラネタリウム。

満天の星を見上げ、解説員の方から星座のお話や星雲、天の川のお話を聞いた。

一生忘れられないほど感動しました。

いま思えば人工の空間だったので本物とは比べものにならないのに、

まるで本当に、宇宙空間で天体を眺めているような気がして。

想像力を掻き立てられたのを覚えています。

それ以来、星や宇宙には無条件に大きなロマンを感じるのです。

Contents

Voyger
Voyger

上の絵を覚えていますか?

1977年に米NASAが打ち上げた

無人宇宙探査機「ボイジャー1号 」

に搭載された「ゴールデン・レコード」と呼ばれるレコード盤に刻まれた絵です。

主なミッションは太陽系外の探査で、いつの日か地球外生命体が同機を発見してくれることを期待して、レコードには画像・音楽・メッセージなど、人類の文明を表す情報を保存してあります。

ボイジャー1号、2号 は今どこに?

「ボイジャー1号」は、発表によると、2012年8月25日に太陽圏を抜け、星間空間(Interstellar)に突入し引き続き移動中。

現在の位置は、なんと!リアルタイムで確認することができるのです。すごい!

Voyger号の位置:NASAのページを参照)

宇宙にインスパイアされた映画・アニメ作品

あれから40年たつなんて、懐かしいはずですね。

日本でも松本零士氏の『宇宙戦艦ヤマト』、『銀河鉄道999』、『キャプテン・ハーロック』や

宮沢賢治原作の『銀河鉄道の夜』の映画化、ハローキティで知られているサンリオから(!)も『シリウスの伝説』。

こちらはタイトルにある通り「伝説」になったアニメ映画。

’70〜’80年代は、宇宙色に溢れる時代でしたね。

宇宙を舞台にした作品『シリウスの伝説』のイメージ画

ちなみに、シリウスの伝説のパンフレットに一部紹介されていたイメージはとても美しく、

映画の世界観を形作った素晴らしいイメージ画となっています。

私は絵は素人ですが、本編では見ることができない見応えのあるものだったと記憶しています。

 

では、このニュースに関する英語記事を2つ、その中の表現を見ていきましょう。

The Telegraph | Nasa astronomers discover new solar system called TRAPPIST-1 where life may have evolved on three out of seven of its planets

(NASAの研究者によるとトラピスト1と呼ばれる恒星のまわりに7惑星を発見、うち生命を宿している可能性のある惑星は3つ。)

“Astronomers have detected no less than seven Earth-sized worlds orbiting a cool dwarf star known as TRAPPIST-1.”
地球に似た大きさの惑星をトラピスト1として知られる温度の低い矮性(わいせい)を発見。

 

“TRAPPIST-1 is an ultracool dwarf star that is approximately eight per cent the mass of and eleven per cent the radius of our Sun.”
トラピスト1は極めて低温の矮星で、質量は太陽の約8%で半径は約11%。

なぜ TRAPPIST-1(トラピスト1)という名前なのか?

この恒星がトラピスト1と名付けられた理由は、太陽系外惑星探査望遠鏡「トラピスト」で発見された恒星第1号だからですが、

トラピスト望遠鏡は、トラピストビールなどで知られる「トラピスト会」にちなんでいるとも言われていますが、

こちら、ベルギーのリエージュ大学とスイスのジュネーブ天文台の共同プロジェクトです。

望遠鏡はリエージュで操作されています。ベルギー(ビールで有名な…)であることが、

トラピストという命名に関係があるかもしれませんね。

“The planets were found using the “transit” method that looks for tiny amounts of dimming caused by a world blocking light from its star.”
これらの惑星発見「トランジット」現象を利用した方法でにて発見された。トランジット現象とは、惑星が恒星を横切るときにほんの少し暗くなること。

 

Astronomer Royal Sir Martin Rees thinks he discovery of these new worlds is just the start.”
王室天文官のマーティン・リース[男爵]はこれらの惑星の発見はほんの始まりに過ぎないと言う。

 

【マーティン・リース男爵の関連リンク】
“TED | Is this our final century? – Sir Martin Rees” ※日本語字幕付き

“TED | Can we prevent the end of the world?” ※日本語字幕付き

 

NASA(米航空宇宙局)のサイト記事)”Nasa discovers new solar system Trappist-1 – where life may have evolved on three planets”

NASA | Kepler Finds 1st Earth-Size Planet In ‘Habitable Zone’ of Another Star

(米航空宇宙局、惑星探査衛星ケプラーが「生命が住むのに適したゾーン」に最初の地球に似た惑星を発見)

“Future NASA missions […] will discover the nearest rocky exoplanets and determine their composition and atmospheric conditions, continuing humankind’s quest to find truly Earth-like worlds.”
今後の米航空宇宙局の探査計画で、地球から一番近い、岩石でできた太陽系外惑星を発見し、組成や大気の状態を解明するまでは、本当に地球のような惑星発見するという人類の追究は続くのです。

 

“Kepler-186f resides in the Kepler-186 system, about 500 light-years from Earth in the constellation Cygnus.”
ケプラー186fはケプラー186を周回しており、地球からは約500光年離れたはくちょう座に位置している。

 

“The star is classified as an M dwarf, or red dwarf, a class of stars that makes up 70 percent of the stars in the Milky Way galaxy.”
恒星[トラピスト1]はM型矮星、または褐色矮星で、このクラスの恒星は(われわれの住む)銀河系の恒星の70%を占めている。

 

“On the surface of Kepler-186f, the brightness of its star at high noon is only as bright as our sun appears to us about an hour before sunset.”
ケプラー186fの表面の明るさは、一番明るい正午でも日没の1時間前程度の明度でしかない。

 

“The four companion planets, Kepler-186b, Kepler-186c, Kepler-186d, and Kepler-186e, whiz around their sun every four, seven, 13, and 22 days, respectively, making them too hot for life as we know it.”
仲間の惑星はそれぞれ、ケプラー186b、186c、186d、186eでトラピスト1の周りを、各々4日、13日、22日の周期で(ブンブンと)回っているため、生命が存在するには暑すぎることがわかっている。

 

【関連リンク】

Kepler Project | NASA (ケプラープロジェクト)

読売新聞(YOMIURI ONLINE) | 39光年先、7惑星に生命?表面に水の可能性 : 科学・IT

映画『インターステラー』とボイジャー

ボイジャー号が宇宙空間に旅立ってから、ちょうど40年。

今ごろ、ボイジャー号はどこを漂っているのでしょうか、それとも、誰かに発見されたでしょうか。

数日前、見よう見よう!と思っていた『インターステラー(Interstellar)』という映画を観ました。

2014年の製作ですから、3年近くたっています。

太陽系どころか銀河系の外へ、人類が居住できる惑星を探しに行く話です。

途中、交差する時間軸や空間(ネタバレ注意)の関係で、

少々分かりづらい所があるかもしれませんが、おススメです。

 

ひとり興奮冷めやらぬ中、今日はこの辺で。

次回は、宇宙つながりで名古屋市科学館にある素晴らしいプラネタリウムのお話です。

 

【気になる英語表現】
dwarf star  矮星(わいせい)
M dwarf  M型矮星
red dwarf  褐色矮星
new worlds  新しい惑星
habitable zone  生命が住むのに適した
exoplanets  太陽系外惑星
the constellation Cygnus  はくちょう座
companion planets  仲間の惑星  ※伴星ではない
whiz around  ブンブンまわる
the Milky Way galaxy  (われわれの住む)銀河系 ※天の川はその断片
Astronomer Royal  王室天文官

 

Photo: http://www.dailykos.com/story/2015/8/2/1373510/-Ever-wondered-why-humanity-s-alone-in-the-universe-It-s-because-we-don-t-exist

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