こんにちは。イギリス在住会議通訳者の平松里英(rielondon)です。
今の仕事の内容
「私について」の19個目の記事です
今回は【今の仕事の内容】についてお話ししたいと思います。
これについては皆さんもある程度ご存知と思いますけど。
私フリーランスで通訳のお仕事をしてかれこれ20年になります。
最初はフリーランスではなくて、
会社に勤めてインハウスの通訳、そして翻訳のお仕事をしておりましたが
フリーになってから今13年目でございます。
今の仕事、通訳のお仕事の中でもどういうものが多いかというと
日本語の場合は、私だけじゃないんですけど、ビジネスが多いんですよね。
他の言語だとそこまでビジネスではなくて。
例えばロシア語の通訳さんとか、スペイン語の通訳さんっていうと
警察関係とか法廷関係とかも割合が多いんですね。
なんですが、日本語の場合はビジネスがすごく多い。
ビジネスと一言で言っても色々とありますけど私は比較的ITとかICT、
それからマーケティング、インターネットを使ったビジネス関係のものとか。
それは多分私がホームページを持っている、数少ない通訳者。通訳者の中では割と珍しいので。
苦手な人も結構多いんですよ。コンピューターとか。
テクノロジー系苦手な人とかもぼちぼちいて。
そういう中では割と得意なので、得してます。
最初の就職先のお話の時にしましたが、
コンピューターでやる作業がすごく多いので脱落したって話。
そこからは想像できないような感じですね。
IT・ICTかと思うと、そこからちょっと延長…
といっても無理がある気がしますけど、割とぼちぼち理系のお話が。
例えばエネルギー系ですね。
再生エネルギーもそうですし、そうではないタイプのエネルギー、原子力ですとか。
そういった関係のお仕事なんかもいただきます。
文系ですと、私もともとメディアのお勉強をしていたっていのもありまして
あとテレビ関係の会社に勤めていたというのもあって
テレビ関係とか、映画関係とかっていうお仕事もいただきます。
私今ロンドンからヨークシャーに移り住みましたのでメディア系のお仕事は減りましたね。
メディア系のお仕事って日本だったら東京の都内にいないと。
「すぐに今来てくれ」とかいうパターン多いと思うんですよ。
ロンドンも同じで「今すぐ来てくれる?」と「今すぐ出してくれる?」とかですね
ものすごく急なお仕事が多いんですよ。
私は以前はロンドンの市内の中でも「これ以上中心になれないよね」というような
バッキンガム宮殿の向かい側に住んでおりましたのでどこでも大体行けました。
体が空いていれば。
なんですが、今はちょっとそういうわけにはいかないし、
テレビ関係のお仕事って終わりの時間が見えなかったりするんですよね。
てっぺんまわるなんてことざらですから。
やっぱりそういう働き方も、結構考え直すところもあり。
今は割と特に環境のこととか考えて…
飛行機は去年なんかもうブンブン飛んでましたけど
今年はできるだけ飛行機を使うのを避けようと。
去年に比べるとぐっと飛行機に乗る回数が減りましたね。減らしてます。
なので、遠隔で同時通訳のお仕事をしたりとかっていうのも
これに比例して増えてきたという感じですね。
世の中これからそういう方向に行くと思いますよ。
ちょうど国連の予算が予算が非常にきついっていうことがこの間も報道されてましたけども。
そうすると通訳のお仕事も、こうやって技術の進歩とともに
遠隔で同時通訳をするというソリューションに頼ることが割合としては増えるのかな
と思っております。
ただですね、これはいいことばっかりじゃないんですよ。
まだ遠隔通訳に関しては色々と条件が整っていない部分が本当に多いんですね。
なのでこの部分を早く整えていってほしいなと思っています。
というのは、技術の拡散の方が早いので
そうするとケアしていかなければいけない部分、契約条件とかが整わないまま
これだけが一般的になっていくとですね、あとあと大きな問題になっていくので。
一番わかりやすいところでいくと、アコースティック・ショックっていうんですけど
音が急に大きくなったりとか。
通訳者の場合はイアフォンをしてますから、
イアフォンからそういうショックがガーンと入ってきますと
耳が聞こえなくなってしまったりとかする。
聴覚が徹底的にダメージを受けるという可能性があるんですが。
これに関しては今どこも契約書で謳ってないはずなんですよ。
こういう問題もあるということで。
仕事の内容としてはそんな感じのことをしております。
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