こんにちは。イギリス在住会議通訳者 の平松里英( rielondon )です。
ロンドン在住の平松里英がアメリカ在住のはなさんと、食べ物について楽しいお話をお届けします。
アメリカでは“チョコレート”のことを“キャンディ”と言う!?
イギリスでは“クッキー”が食べ物ではない!?
今回は、あま~いお菓子事情をとことん話します。
この番組ではイギリスやアメリカの英語表現や現地での様子についてご紹介いたします。
また、英語の勉強に関するご質問やご相談を受け付けています。
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このPodcastはイギリスに住むメディア通訳者・会議通訳者の平松里英がアメリカと日本で働く翻訳者のランサムはなさんをレギュラーパートナーにお迎えしてイギリスから配信しています。
英語を勉強しているみなさんの為に、私たち2人が英語の授業や教科書には出てこない現地の英語表現のお話をしていきます。英語の裏話なども雑談形式でご紹介していこうと思います。
ぜひ1杯の紅茶・コーヒーを片手に、私たちのくつろぎのひとときにお付き合いください。
では今日は前回番組紹介と2人の自己紹介をしましたが、それに引き続き第2回ということで、いよいよ本編。早速英語の話をして参りましょう。今月のテーマは「FOOD/食べ物」です。その中でも今日はキャンディとチョコレートについてお話していきます。この間ね、「チャーリーとチョコレート工場」って映画あるじゃないですか。
そうそう、新しいやつはJohnny Deppが作ったと思うんですけど。作ったっていうか、作ったのはTim Burton監督ですよね。すいません。
そうだそうだ。リメイクがJohnny Deppなんだね。
そうですそうです。それをテレビでやってたんですよ。それを見た時に「あ、Candyって言ってるな〜」と思って。チョコレートのこともキャンディって言ってて。
確かにそうですね。アメリカでは全部、チョコレートもCandyですね。
それがちょっと意外だったなと思って。その話をしようと思って。イギリスでは飴は飴で、チョコレートのことはCandyと言わないと思うんですよね。
そうなんだ。アメリカはなんか、Snickersとかあるじゃないですか、ああいうのも全部Candy。要するに、手のひらサイズで収まれば全部キャンディなんですよ。
ということは手のひらサイズで収まるのはチョコレートでコーティングされているものもあれば、されてないものもありますよね?多分。
そうですね。アメリカだとBrittleとか。ピーナッツの入った塩生キャラメルのような味なんですけど。そういうようなのも全部Candy。
そのBrittleって私が知らないだけかもしれないけど、イギリスだと見たことがないんですよ。これ形状はどんな感じなんですか?
う〜ん、なんていうんでしょうね。手のひらのクッキーサイズなんだけど、なんかボコボコしてて。ピーナッツとか色々入ってるから、丸いんだけど「なまっき」みたいな形ですね。丸いんだけどちょっとボコボコしてるみたいな。
あるじゃないですか。クッキーとか作る時に手のひらサイズなんだけど、ピーナッツとかが出てるからボコボコになってるみたいな。生キャラメルみたいな。
なるほど。じゃあ感じとしてはクッキーみたいな?いわゆるフニャっとしたクッキーあるじゃないですか、アメリカとかから来る。こう、食いちぎる感じのクッキー。ああいう感じなんですか?
そう、フニャっとした感じです。キャラメルのような感じだから。森永のキャラメルみたいに硬くなっちゃってなくて柔らかいまんま。で、それで完成しちゃったよ、みたいな。でもピーナッツとかがいっぱい入ってるから滑らかな感じではないですよね。
あとアメリカとイギリスの人の共通なのかなと思うんですけど、こう、歯にくっつく感じ。グチャって。詰め物取れちゃう、みたいなの好きじゃないですか。
そうね。そうかも。Snickersとか大好きですよね。ちょっと食べ応えがあるみたいな。
確かに食べ応えありますね。手の中で溶けちゃうやつでしょ?
あれ系はイギリスもいっぱいありますよ。レジの前にズラ〜っと並んでるの。
美味しいですよねイギリスの。何ていうのそういうの?Candy barって言わないんですか?
私はCandy barって呼んだことがあると思うんだけど、アメリカ英語だって言われた気がしますね。
Chocolateって言った…あれはCandy barって言ったかな?
でもChocolateって言ったら板チョコじゃないんですか?
Chocolateって言いました。でも分量によりますよね。ほとんど飴でチョコレートコーティングされているものとか。でもChocolateって言ったかも。SnickersはChocolateって言ってるの聞いたことないけれど、結構Cadburyとかってわかります?イギリスの。
うんうん、あの日本の森永とかいうのと同じで、あるじゃないですか。こっちでチョコレートっていったらCadburyですけど。あれはChocolateですよね。ミルクチョコレート。
うんうん…いや、アメリカでも最近たまに見ますよ。フルーツ&ナッツ
とかあるじゃないですか。
でもアメリカのじゃないから輸入のところにあったりするけど。
輸入のところってどういうことですか?例えばコンビニみたいなお店。Corner shopっていうんだけどこっちで。
うん、コンビニみたいな感じ。コンビニみたいなんだけど24時間はやってないかな。でもかなり遅くまでやってたりする。ロンドンは街角にはあります。地方に行くとないかな〜。
それってあの、ガソリンスタンドが併設されてるやつじゃなくて?
それに近い。その感覚。そういう場合もありますし、ガソリンスタンドだと一定の時間になるともうお店の中入れないでしょ?あのコンビニは。イギリスだと。なんかこう、レジのとこから、すごい狭いところでお金のやり取りする、みたいな感じじゃないですか。あれじゃない、全然ウォークインできるお店があるんですね。よく道の角にあるからCorner shopって言われてる。
やっぱりね。でもコンビニみたいな感覚で、品揃えは日本のコンビニとかと比べたら全然…
そういうところのレジがあるじゃないですか。レジのすぐ手前っていうの?こう、レジとお客さんの間にあるところにズラっと並んでるんですよね。
そう、そんな感じです。そこには結局、もちろんSnickersもあるし、Cadburyのいくつか、チョコレートだけのものとか、フルーツ&ナッツが入ってたりとかがあり。あとクッキーベースのものもいくつかあるかな、普通は。
イギリスのその系のCandy barはすごいおいしいと思います。私イギリス行った時に山ほど買い占めて帰ってきたことがあります。
そんなにアメリカと違うから買い占めてきたってことですか?
そう!やっぱりTime Outとかあるじゃないですか、イギリスの。そんな名前だったと思うんだけど。もうないのかな。
Kit Katのバラエティは日本の方が断然多いですよね。抹茶のやつとかね、色々あるじゃないですか。
うん。アメリカのKit Katって同じじゃない?どれも全部、味が。そんな何味ってない。
赤いやつしかないってことですか?赤い包装の、パッケージのやつ。
こっちはオレンジの味。チョコレートにオレンジが入ってるとかチョコレートにミントが入ってるとか好きでしょこっちの人。アメリカもそうですかね?オレンジとかミントって相性がいいものなのかな?チョコレートと。
うん、ありますね。Kit Katの味ではないけど別にミント入ってるチョコとかオレンジ入ってるのは見かけたことありますね。
あります?こっちはね、オレンジ味のチョコレートっていうのはKit Katでありましたよ。でも季節限定とかかもしれないけど。
なんかこう日本だとよく色々手を替え品を替えいろんな味の試作品が出るじゃないですか。アメリカって結局ほとんど決まってて、ハロウィンとかになると一口サイズのが出るくらいでそんなに品揃えのバリエーションは変わらないような気がしますね。
Kit Katに関してはイギリスもちょこっと出ますけど、そんな日本みたいなご当地限定とかないし。まああのコンセプトは日本ならではですよね。
板チョコなんかは普通Chocolateって言うかなと思いますね。Candyとは言わない。
アメリカも板チョコありますけど。でもHershey’sとか個人的にあまりおいしいと思わない。イギリスの方が断然おいしいと思う。
でもいろいろ、ウエハース入ってたりとか色々工夫されてるじゃないですか。だから、ただ甘いっていうだけじゃなくてアメリカとかReese’s Peanut Butter Cupsとかいって、ピーナッツバターをチョコレートで包んだようなお菓子が出てるんですけど。
うん、私結構好き。でも私あんまり食べないのでたまに食べるんですけど。でも一本食べきれないから羊羹食べるみたいに包丁で切って食べてますけど。
そうなの。なんかとにかくこう、味が甘いからそんなに大量には食べられない。まあ若い頃は食べてたけどそれでも。
そう、もう最近は一口食べれればいいかな、みたいな。
さっきクッキーベースとか言ったけど、アメリカだとCookieとか言うじゃないですか。イギリスだとまあわかるんだけどみんなCookieって言ったら。でもアメリカ英語だよねってやっぱり思われて、Biscuitって言いますね。
Biscuitですか。Biscuitってアメリカでも言いますけど、アメリカでBiscuitっていうとフライドチキンについてるビスケットですよ。
あのKFCに行くと出てくるやつでしょ?あれ見ると私どこがBiscuitなのって思ってしまう。
朝ごはんみたいなのもBiscuitって言ったりするから。
マクドナルドとか行くと朝ごはん売ってるじゃないですか。で、BiscuitとGravyみたいな。Biscuitにソーセージ挟んだものとか、朝ごはんで売ってますよ。
バンズ、パンの代わりにビスケット生地があって、アメリカには。あ、こっちのイングリッシュマフィンみたいな感じか。
でもイングリッシュマフィンってなんかこう、平たくて真ん中からスライス入れるようなやつじゃないですか?アメリカで言うBiscuitってもっとサクサクしててもうちょっとこう…
でもスコーンってジャムとかと合わせるじゃないですか、イギリスで。甘いものってイメージがあるけど。
こっちだとBiscuitにソーセージパテ挟んだりとか。うちの近くにBiscuit and Groovyって、Gravy文字った…
そう、だからそういう感じで割と甘いっていう印象はないですね。もちろんハチミツつけて食べてもいいけど。
ヘ〜!生地自体は、やっぱりそれは塩味なんですか?それともちょっと甘めなのかな?
う〜ん、ちょっと塩味に近いと思いますね。だから1番近いのはケンタッキーについてるビスケット。
なるほど。へ〜面白いですね!こっちだとBiscuitってたぶんフランス語から来てるんだと思うけど。フランス近いし。イギリスの場合特に言葉なんかフランス語の語彙がよく入ってるじゃないですか。それでBiscuitだと思うんですけど。2回焼くって意味なのかな。Biscuitって確か。
うん、Cookieって言ったら違うもの、インターネットとかの。
ありますよね?Cookieを使うとどうのこうの、っていう、許諾を最初にOKするとかしないとかって、ありますよね。あっちですねCookieっていうと。
うん、使うの聞いたことないかも。あ、わかりますよみんなCookieって言ったら「あ、Biscuitのこと言ってるんだな」って。
もしかしたら、結構アメリカの影響は入ってるので、ドラマだの映画だの。American cookieと言うかもしれない。
わかっててCookieって言うことあっても、まあBiscuitですね。普通に、一般的に缶に入ってたりとか、McVitie’sとか色々あるじゃないですか。あれを指してCookieとは言わないですね。
うん、全然違いますね本当に。チョコレートもそう。Snickersみたいなのもそうなんだけど、手に持ってるだけでも溶けるじゃないですか、なのに紅茶に浸けますよ。Dunkingっていって。
そうか、それでDunkin’ Donutsってそこから来てるんだねきっとね、名前とかね。要するに飲み物に浸して食べるってことでしょ?Dunkって。
じゃないかな〜と思うんですけどね。コーヒーに浸すってことでしょあれ、たぶん。そうでしょ。ドーナツだったら、紅茶じゃないですよね。
ね〜本当に。
今日はチョコレートとキャンディのお話でした。
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「ロンドン発 英語よもやま話」次回はキャラメルとイギリス人が大好きなその仲間についてお届けします。
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